11月3日に市制施行50周年を迎える武蔵村山市が、記念テーマとロゴマークを決定した。
昨年度、市の若手職員と公募市民から成る男女10人のワーキンググループで検討を重ね、市制施行50周年のロゴマーク3種と記念テーマを決定。新年度スタートの4月1日に市報でお披露目した。
当初、検討会では候補に上がった3種類のロゴマークのうちから1つに絞る予定だったが、「3種類あった方が広く市民に親しんでもらえるのでは」と藤野勝市長が3種を採用。ロゴマークは、ポスターやチラシなどの50周年記念事業をはじめ、缶バッジやピンバッジ、市発行の印刷物に使うほか、今後は広く市民団体なども使えるよう検討を進めるという。
ロゴマークと併せて決定した記念テーマは「みんなで 未来を つむぐまち」。武蔵村山の「MM」という略称を「みんな」と「未来」という「M」で始まる言葉に織り込み、国の伝統的工芸品に指定されている「村山大島紬」をイメージした「紡ぐ」という言葉で、これからの武蔵村山市をみんなでつくりあげていこう、という思いを表現しているという。
11月3日には市民会館で市制施行50周年記念式典の開催を予定しており、式典のほか、第2部では国立音楽大学による記念の市のPRソング2曲も披露する予定。
記念事業を担当している武蔵村山市企画財政部企画政策課の荒川裕さんは「昨年、市民の長年の悲願だったモノレール延伸に都の予算が付き、50周年に向けて弾みが付いた。今年は市にとって大きな節目となるので、これらの記念事業により昨今の暗い空気を変え、市民にとって希望への一歩を踏み出すきっかけになれば」と期待を込める。