昭島青年会議所が5月18日、学校が休校になり一人で食事をする子どもたちを対象に無料で弁当の配食を始めた。
医療従事者や保育士など休めない仕事を持つ保護者の子ども、シングル世帯や多子世帯の子ども、家庭に問題を抱えている世帯の子どもに、昭島の飲食店の弁当を届ける同プロジェクト。
「Stay Home~お家で昭島の美味(おい)しいを食べてみよう~」のプロジェクト名でSNS等で告知し、昭島市内の飲食店の弁当を同会議所メンバーが民生委員やスクールソーシャルワーカーたちと協力して希望のあった世帯へ配達する。資金は、「昭島市子どもの食の確保緊急支援事業助成金」を申請し利用することができ、併せて協賛金も集めることができた。
同会議所の降矢誠副理事長は「このようなときだからこそ、地域に目を向け、少しでも困窮している家庭やこどもたちのために、そして自粛要請で低迷してしまった地域経済のために当会議所として何かできないか、とメンバーで話し合った。その中で、弁当を通して、孤立化しがちな家庭と地域のつながりを作り、かつ飲食店の支援にもつながるのではないかと思い、このプロジェクトを始めることになった」と経緯を話す。
「このプロジェクトは、一つでも多くの家庭や、一つでも多くの地域の飲食店の方々に笑顔になってほしいという思いで行っている。例え自分の家庭が対象でなかったとしても、『こんなことやっているんだね』と話して伝えるだけで救われる家庭もあると思うので、さまざまな人に教えていただければ」と呼び掛ける。
配達は5月18日~29日(土曜・日曜を除く)。申し込みはメールで受け付ける。