親子でジャズをオンラインで楽しむイベント「おうちでJAZZ PICNIC(ジャズピクニック)」が7月19日、開催される。主催は子育て支援団体「ワッカチッタ」。
参加するアーティストは、ボーカル・ハープ・アコーディオンのユニット「Harp Jazz(ハープジャズ)」と、日用品を使った手作り楽器のアーティストKajii(カジイ)の創さん。ライブ配信サービス「ツイキャス」をつかった生ライブで、参加者は自宅のスマートフォンやパソコンで視聴できる。
映画音楽やジブリメドレーなどの生ライブに加え、視聴者が自宅にあるピアニカや日用品を使った打楽器でジャズの名曲「A列車で行こう」をセッションするコーナーや、Kajiiによる日用品を使った楽器のレクチャーなど、体験型のコーナーも用意する。
ワッカチッタの長谷山さんは「特に、楽譜が読めない子どもでも参加できるジャズセッションはずっとやりたかった試み。ジャズ特有のコードで自分の音がミュージシャンと共鳴する感覚は、またとない体験になると思う」と話す。
同団体は「親子で気兼ねなく上質なジャズを楽しみたい」というコンセプトで、地域のミュージシャンの協力により、2014年より玉川上水で毎年開催してきた。今年はコロナの影響によりいったんは中止も検討されたが、この時期でしかできない方法にチャレンジしようというジャズシンガー名知玲美さんの呼び掛けにより、オンラインでの開催に踏み切った。
名知さんは「生の音楽は格別だけど、一緒に音で遊ぶ、遠隔地のミュージシャンとコラボするなどオンラインならではの企画を盛り込んだ。コロナだからできた、という体験を、子どもから大人まで全国の人に届けたい。ミュージシャンへの支援も含めて、音楽で繋がる夢のひとときを一緒に体感しましょう」と呼び掛ける。
参加費は600円。6月末日までは早割500円。チケットを購入すれば、開催後2週間は視聴可能。ホームページで申し込みを受け付けている。