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「SORANO HOTEL」オープンから1カ月 富士山を見晴らすインフィニティープールも

グランピングをイメージしたエントランス

グランピングをイメージしたエントランス

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 立川の「GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)」(立川市緑町)の「SORANO HOTEL(ソラノホテル)」が7月8日、オープンから1カ月を迎えた。

スタンダード客室とアメニティ

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 6月8日のオープニングセレモニーにはプロテニスプレーヤーの杉山愛さん、日本文学研究者で国文学研究資料館(緑町)館長のロバートキャンベルさんらがテープカットを行った。

 インテリアデザインは「GINZA SIX」「ドルチェ&ガッバーナ」の店舗などを手掛けたフランス人デザイナー、グエナエル・ニコラさん。エントランスは、ニコラさんが立川を訪れた際に豊かな緑からグランピングをイメージし、羽板を交互に重ねて、背景の木々と一体化したデザインとなっている。

 ホテルのコンセプトは「ウェルビーイング(心も体にも健やかであること)」。従来型のホテルのようなフルサービス(宿泊、レストラン&バー、ルームサービス、宴会場などホテルの機能全般が完備)ではなく、各客室の広さや仕様やインテリア、サービスにこだわり、81室全ての客室が52平方メートル以上あり、バルコニーも付く。客室は、スタンダード、ステュディオ、スイート、も一緒に泊まれるドッグフレンドリールームの4カテゴリーで構成する。

 「サスティナブル」を掲げ、環境にも配慮。天然素材の95%以上がオーガニック認定されたオーストリア産シャンプー・ボディーソープ、フェアトレードコットンを使ったホットマン社の「1秒タオル」を採用。アメニティーの使い捨てを極力排除し、歯ブラシは持参を呼び掛け、シャンプー類はボトルで配置する一方、清潔感が求められるスリッパは「品質を高め」持ち帰りを促すメッセージを添える。

 「羽毛布団、タオル、ヘアドライヤー、ナイトウエアのボタンに至るまで、スタッフがさまざま試して選んだ。しかし、これは我々のこだわりなので、お客さまにはただ感じていただければ」と、コミュニケーションマネジャーの岩元さん。

 ホテル開設に際し、海外ホテルブランド導入の話も持ち上がったが、ホテルが望むブランドと相手方が望むブランドが一致しなかったため、「だったら自分たちでと、従来のホテルの常識にとらわれないクオリティーのホテルを一から作った」という。

 特徴的なのは最上階のインフィニティプール。独自に採掘した温泉水で「程よい」温度に保ち、60メートルの長さで、高低差を付けて大人から子どもまで利用できる。「昭和記念公園と晴れた日には富士山が見られる。夜はライトアップも加わり、併設するルーフトップバーからの眺めもお勧め」とも。

 7月1日からは連泊プランを開始。レストランやバーの営業時間も拡大し、宿泊客以外も利用できる。一部予約制。

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