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立川の飲食店30店のロゴ入りTシャツで応援 CFで協力呼び掛け

リターン品のTシャツ。音楽フェスのTシャツ(フェスT)のように裏には出演者(飲食店)のロゴを配す

リターン品のTシャツ。音楽フェスのTシャツ(フェスT)のように裏には出演者(飲食店)のロゴを配す

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 立川市内の飲食店30店のロゴを入れたTシャツを作るクラウドファンディング「立川食べ歩き隊(From Facebook)の飲食応援フェスT大作戦!」が現在、行われている。

プロジェクトフロー図

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 協力を呼び掛ける「立川フェスT実行委員会」の母体となる「立川食べ歩き隊」は2015(平成27)年に発足。「街に知り合いが増えると暮らしが楽しくなる。おいしいものを食べているときに機嫌の悪い人はいない。それなら」と、まちづくりに関わる仲間たちと数人でスタート。現在はフェイスブックグループを母体に2400人以上のメンバーが、飲食についての情報交換を行うほか、コロナ以前は交流会を開いてきた。

 昨年の緊急事態宣言下では、SNSを通じたテークアウトや業態変更の情報交換「#立川エール飯」をコミュニティー内で始め、市の施策にも波及させた。2回目の緊急事態宣言の中、「飲食店と街を盛り上げたい」と有志が集まり、立川の飲食店のロゴを集めたTシャツを作るプロジェクトが立ち上がった。

 Tシャツの表面には、立川市をかたどったオリジナルキャラクター「タピトル君」、背面には「食べ歩き隊で人気の飲食店」を中心に30店のロゴを配した。店を応援するTシャツを着て街の一体感を創出するほか、Tシャツを協力店で受け取り来店のきっかけを作り、飲食店の広報活動を目指す。

 同会隊長の木嶋雅史さんは「感染者数を増やさない形で、街の飲食店に応援の気持ちを届けたい。プロジェクトを通じて、街で話しができる仲間が少しずつ増え、その先の楽しみにつながれば」と話す。「店の人、実行委員、支援する人たちが関われて良かった、と思える取り組みにしていきたい」とも。

 ロゴ掲載店は、Bistro アナログ舎、家偉族 ~kaizoku~ 立川本店、まぜそば かぐら、焼鳥 かもしや、餃子天国、中国料理 五十番、Sakamichi Brewing、酒歩 たから、魚トの神 立川、Norwegian Wood、ワインとクラフトビール はるばる、ふじみ食堂、レインボウスパイスなど。

 掲載店の一店で実行委員メンバーでもある「ワインとクラフトビール はるばる」(立川市柴崎町3)店主の岩崎暁さんは「お客が主体となり飲食店を盛り上げてくれることに感謝しかない。飲食店同士の横のつながりもできた」と話す。「どの業種についても、自分の生活する街、好きな街を応援して、魅力的にしていく力になれる。働く人間が誇りを持ち、利用する側もそんな店を愛しているから、程よく近く温かい。そんな街になったらうれしい」とも。

 事務局の後田洋平さんは「自分自身、テレワークになり立川で過ごす時間が長くなった。飲食が楽しくなることは街が楽しくなること。テークアウトメニューや個食メニューの拡充など、飲食店も変化している。この取り組みが、ルールを守りながらも店を訪問するきっかけになれば。そして、さまざまな飲食店や立川の街にも応援の輪を広げていきたい」と支援を呼び掛ける。

 クラウドファンディングは4月22日まで。

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