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「立川名画座通り映画祭」今年も開催決定 作品募集始まる

「立川名画座通り映画祭」モニュメント

「立川名画座通り映画祭」モニュメント

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「立川名画座通り映画祭」が今年も9月に開催されることが決まり、5月1日、作品の募集が始まった。主催は立川市柴崎学習館(立川市柴崎町2)と諏訪通り商店街振興組合から成る実行委員会。

昨年グランプリを受賞した「ある母」板橋知也監督

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 立川は昭和30年代、映画館が10館以上あったことから「映画の街」と呼ばれていた。多くの映画館が姿を消していく中、同映画祭はその中でもシンボル的存在だった「名画座」の名前を冠し、2015(平成27)年に市民の手により自主制作映画の祭典として始まった。今回で7回目となる。

 実行委員長の中村能己さんは、「まさか2年連続でコロナ禍での開催になるとは思わなかった。昨年も無事に終了することができ、多くの方からのお礼のメッセージが寄せられ、このような時だからこその文化の力を感じた。 今年も、中止の命令が下されるまでは全力で準備をしていきたい」と話す。

 昨年は、過去最高の136本の応募があり、コロナ禍で開催された上映会は席数を減らし完全予約制で行った。「作品も密を避けたコロナ禍ならではの特徴ある作品があり、何年後かに振り返ると時代を感じさせる良いものが多かった。上映会も制限があるなか、スムーズに行うことができた」と振り返る。

 上映時間10分以内の作品で、テーマ・ジャンルを問わない自主制作短編映画の「一般部門」、立川市をテーマにした短編映画の「立川市部門」、スマートフォンのみで撮影した「スマホ部門」の3部門がある。

 作品は特別審査員と市民審査員が事前に審査を行い、上位に選ばれた作品は、柴崎学習館で9月11日・12日に開かれる同祭のコンペ部門で上映。特別審査員による評価と観客の投票でグランプリなど各受賞作品を決める。審査委員長は映画監督の中島久枝さん、特別審査員はテレビプロデューサーの新井千秋さん、映画監督の松本動さんら5人が務める。

 「作品を作ることは多くの時間と労力、お金とチームワークが必要だが、当映画祭の規定は10分以内と短く、スマホ部門もあり、初心者からプロの方までどなたでも応募できるので、ぜひチャレンジいただければ」と参加を呼び掛ける。

 作品の応募は7月5日まで。新型コロナウイルス感染状況により開催が延期または中止の可能性もある。

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