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東大和の生花店「フラワーハナナ」がカフェ併設 地域交流の場に

生花店の奥にあるカフェ。

生花店の奥にあるカフェ。

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 東大和の生花店「Flower Hanana(フラワーハナナ)」(東大和市南街2)が6月10日、店内にカフェ「phil(フィル)」を併設する。

hananaの築山さん家族

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 2月下旬、同じ商店街内の空き店舗に移り、リニューアルオープンした同店。引っ越し後の彼岸から母の日までの繁忙期の最中、店内の一角にカフェを併設する準備を進めてきた。

 「人が集まれるスペースがある花屋をやりたいと考えていたが、移転前は3人も入ればいっぱいになる狭い店だった」と店主の築山泰浩さん。「2軒隣に広い店舗物件が空いたので思い切って引っ越した」という。

 「当初から『花と共に何かを提案したい、花のセレクトショップを目指したい』と思っていたので、移転をきっかけに店を拡張し、カフェも併設することにした」と、共に店を切り盛りする妻の小百合さん。「花のワークショップなど、このスペースを使って秋に向けてゆっくりやっていけたら」と話す。カフェは、料理好きで写真家として活動している長男の礁太さんが本業と並行して担当する。

 店名の「フィル」は音楽用語「フィル・イン」「フィルハーモニック」の「フィル」から名付けた。写真家である自分、集まる人たち、生花店とカフェという、さまざまな人やものなどが「混ざり合い、即興で演奏する」イメージから。「今後、自分の作品の展覧会や音楽のイベントなども行っていきたい」と話す。

 商店街会長も務めていた築山さんは「花を身近に感じてほしいと引っ越したこのスペースが、地域の人の交流の場になれば」と期待を込める。

 フードメニューは固定せず、パスタなどの軽食、礁太さんが「作りたいもの」が中心になる。ドリンクはコーヒー(495円)、アイスチャイ(550円)、ハーブティー(660円)など。営業時間は11時~20時。水曜定休ほか不定休。

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