立川市内の音楽スクール「DECO MUSIC SCHOOL(デコ・ミュージック・スクール)」(立川市錦町2)が7月1日、ダンス・スタジオを併設した2号店「DECO DANCE SCHOOL(デコ・ダンス・スクール)」(錦町2)を開校する。
「2020年2月のオープン時には15人だった生徒が12月には300人、現在では430人を超え、手応えを感じた。レッスンの予約も常に埋まる状態になり、昨年末から2号店の出店に向けて準備を始めた」と校長の練木亮輔さん。
「ミュージカルをやっている生徒が多く通っているが、これまでは歌のレッスンだけで、ダンスは別の場所に習いに行っていた。2号店を開くに当たり、ダンス・スタジオを併設し、歌って踊れる講師を採用してカリキュラムの幅を広げた」という。「立川周辺にはダンス・スクールは多いが、HIP-HOP、ジャスダンスのほか、ミュージカル、タップ、バレエやK-POP、さらに演技のレッスンにも対応することで差別化を図った」とも。
抽選で選ばれた約30人の生徒や関係者を集めて6月15日、オープニング・イベントを開いた。当日は、ミュージカル「アニー」で主演を務めた内田莉紗さんと練木さんの対談が行われ、内田さんが歌も披露した。
第2部では、練木さんのミュージシャン時代のプロデュースを担当した音楽プロデューサーでミュージシャンの伊藤銀次さんとの対談が行われ、日本の音楽シーンの話や、ミュージシャンを目指す若い生徒たちからの質問に答えた。
第3部では練木さんが20年来の現役プロミュージシャンの仲間と共に、トリオでのライブ演奏を披露。
「今の自分は現役シンガーではなく、歌の先生であり経営者なので、自分の生徒の前で歌うのはリスクのある試み。41歳になるので、人前で歌うのはこれで最後になるかもしれないし、今しか見せられない姿があるのではないかと決断した」。会場に行けなかった生徒のために、ユーチューブでも配信した。
練木さんは「コロナ禍のオープンとなり、感染防止対策にはかなり留意している。待合室とダンス・スタジオには大型の換気扇、マンツーマンのボイストレーニング室にも防音換気扇などを取り付けたので、安心してレッスンが行える環境を作った。たくさんの人に音楽で幸せになってもらい、まちを元気にできるスクールにしたい」と意気込みを見せる。
レッスンの予約開始は7月1日。