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東中神「カレーザウルス」が1周年 ドーナツとスパイスカレー提供

オリジナルのドーナツ柄のエプロンをつけた松川寛紀さん・由実さん

オリジナルのドーナツ柄のエプロンをつけた松川寛紀さん・由実さん

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 青梅線東中神駅北口の「カレーザウルス」(昭島市福島町)が、6月で1周年を迎えた。

東中神「カレーザウルス」店内

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 同店は夫婦で営むカレーとドーナツの店。カウンターの小さなショーケースには日替わりでドーナツが並び、スープカレーやスパイスカレーをカウンターで楽しめるほか、テークアウトも行っている。

 メニューは、スープカレー(850円)、マスタードサーモン、牛すじカレー(以上900円)、お子さまカレー(300円)、ハグジードーナツ(180円)、ココアクッキードーナツ、チョコレートクランチ(以上230円)、ハートの女王(300円)。

 店を切り盛りするのは、厨房担当の松川由実さんと販売・広報担当の夫・寛紀さん夫婦。夫妻は2014(平成26)年、聖蹟桜ヶ丘で古民家を改装したドーナツカフェ「HUGSY DONUT(ハグジードーナツ)」(多摩市関戸2)を開き、子育てをしながら、週末のカフェ営業のほか移動販売やイベント出店を行ってきた。2号店として、ドーナツに加え、カフェでも振る舞っていたスープカレー・スパイスカレーが楽しめる「カレーザウルス」を開いた。

 2店舗目を考えていたころ、由実さんの実家のそばの東中神駅前で、写真店跡の物件に遭遇。店舗は知人がデザインし、床や壁は自らDIYで仕上げた。コロナ禍で積極的な告知もできず、ひっそりとオープンして1年。昭島市の飲食応援プロジェクト「さきめし」にも参加し、現在は付近の病院に配達したり、地域のイベントに参加したりと、リピーターも増え徐々に地域になじんできたという。

 ドーナツは、ニューヨークスタイルのイーストドーナツ。卵・化学保存料・化学着色料・人工甘味料・化学調味料を一切使わず、全て手作り。ショーケースには、シュガーコーティングの「ハグジードーナツ」をはじめ、フリーズドライのイチゴをトッピングした「ハートの女王」、ナッツやチョコレートを使ったものなど数種類のドーナツを日替わりで並べる。「おやつにも軽食にもなる毎日食べても飽きない味を目指した。選ぶのも楽しんでいただけたら」と由実さん。

 カレーが好きで、さまざまなカレー屋で働いてきたという由実さん。看板メニューの一つ「スープカレー」は、20種類以上のスパイスに野菜がたっぷり入れて、寛紀さんの学生時代の思い出の味を2人で再現した。「チキンカレー」は、かつての職場で既に閉店した代々木の「ダダカフェ」のレシピを受け継いだもの。そのほか、ミートソースのような「お子さまカレー」、隠し味にココナツミルクを使った「マスタードサーモン」など、「野菜とスパイスの力で食べて元気になってほしい」という思いを込めたカラフルなメニューが並ぶ。

 管理栄養士の大学で出会った2人。人が集まることが好きで、学生時代からワンデーカフェを開いたり、文化祭で出店したり、ドーナツカフェでもイベントを多く行ってきた。イベントでの出店も多く、昭和記念公園(立川市緑町)で開催された「東京蚤(のみ)の市」では500個作っても足りず、2時間待ちの行列ができたという。「昭和記念公園が近くなったので、安全に動けるようになったら、イベントを企画したり参加したりしたい」と寛紀さん。

 エプロンはドーナツ柄のオリジナルテキスタイル、お気に入りのアーティストによる恐竜の絵、探検家をイメージしたシャベル型のスプーンなど随所に「ワクワク」を込めた。「カレーやドーナツは予約もできるので、ドーナツ1個から気軽に立ち寄っていただければ」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~18時(金曜・土曜は20時まで)。日曜・月曜定休。

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