「VIVISTOP for Bricoleur(ビビストップ フォー ブリコロール)」(小金井市緑町1)で、8月21日・22日、「夏のブリコラージュまつり」が開かれる。
今年6月、中央線の高架下にある学生寮「中央ラインハウス小金井」のナレッジルームに開かれた同所。「VIVISTOP学芸準備室」(小金井市)や「VIVITA東葛」(千葉県)を運営する「VIVITA JAPAN」(福岡市博多区)が「JR中央線コミュニティデザイン」と連携して、作ることを通して地域の人々の交流や新たな価値の創造を目指す。
ブリコラージュとは、「計画的に準備されていない、その場のあり合わせの道具と材料を用いて作る」こと、ブリコロールとは「ブリコラージュをする人」を意味するD.I.Yのフランス語。インパクトドライバーなどの工具や、シルクスクリーン機、ミシンなど「作ったり作り変えたり直したり」する道具と場所を、小学生以上なら誰でも利用できるようにした。
VIVITAの佐藤桃子さんは「何か欲しい物があるときや物が壊れてしまった時、買ったり捨てたりする前にちょっと気軽に立ち寄って、自分でどうにかできないかを、一緒にわいわい考えたり、やってみたりできる場所にしていきたい」と期待を込める。「結果として新しい学び方や環境に配慮した社会のあり方を、共に探究する場になれれば」とも。
同イベントでは、工作材料を中心としたガレージセールとワークショップを実施。ワークショップは、身近なものを持ち寄って分解し出てきたパーツを物々交換しアイデアを広げて楽しむ「分解物々交換会」と水耕栽培装置を作って花の種をまく「窓際の小柄な花」を、大学生スタッフを交えて行う。
「何かを作るということは、専門家や限られた人だけのものではなく、誰もが無意識のうちにやっていて、誰もが楽しめること。うまくいかなくても、やってみることが楽しい。お気軽にお越しいただければ」と来場を呼び掛ける。
イベントは10時~12時、13時~15時。ワークショップは事前予約制。開館は、月曜・火曜=13時~18時、第1・第2日曜=10時~12時・13時~15時。