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立川・プレイパークに「プチプチ」を使った遊具 武蔵野美大生が制作

有志で集まった、Let’s! PLAY! PUTIPUTI!プロジェクトの武蔵野美術大学の学生メンバー

有志で集まった、Let’s! PLAY! PUTIPUTI!プロジェクトの武蔵野美術大学の学生メンバー

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 立川のグリーンスプリングス(立川市緑町3)内にある子どものための屋内広場「PLAY! PARK(プレイパーク)」に9月、武蔵野美術大学の学生と制作したユニークな遊具「Let’s! PLAY! PUTIPUTI!(レッツ・プレイ・プチプチ)」が登場した。

監修を行った武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授の津村耕佑さん

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 この遊具は、物を包んで守る気泡緩衝材「プチプチ」を重ねたり、丸めたりして作った「見たことがない、よく分からない、遊び方が決まっていない」遊具。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科教授で、アートや建築など、ジャンルを超えて活躍するファッションデザイナーの津村耕佑さんが監修しら。有志で集まった同プロジェクトの学生が2カ月かけて制作した。

天井からぶら下がる「ひらひらプチプチ」や「ぐねぐねプチプチ」の中に入って揺れたり、「まっすぐプチプチ」にしがみついたり、「ぐるぐるプチプチ」を投げて転がすなど、子どもたちが自由な発想で、自ら遊び方を考え自由に遊ぶことができる。併せて、プチプチを使ったワークショップや、プチプチ遊具作りやプチプチファッションショーなどのイベントも開く。

 津村教授は「プチプチは、誰でも一度は潰して和んだ覚えがある、潰れることで衝撃を吸収する素材。そんなプチプチで、重ねたり、丸めてみたり、ぐるぐるしたりしながら数人のチームで自然に生まれ形が現れた。それで完成ではなく、子どもたちの元気な遊びのフィードバックを反映して改良を重ねるというリアルなデザインの学びにもなる。私はコンダクターのように状況に強弱をつけながら子どもたちの遊びで変化したプチプチを眺めては、これが芸術だなと思う」と話す。

2022年3月末まで。

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