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ヤタパラ跡地に立川の人気個店飲食店の集合業態 12月下旬オープンへ

ニューヨークのガレージをイメージした施設の外観

ニューヨークのガレージをイメージした施設の外観

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 立川屋台村パラダイス(通称「ヤタパラ」)跡地(立川市曙町2)に12月下旬、個店飲食店の集合業態「GALERA Tachikawa Food Market(ガレーラ タチカワ フードマーケット)」がオープンする。

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 同施設オーナーで食肉卸・食品加工会社ミートコンパニオン(富士見町6)の阿部昌史社長が、プロデューサーを務める立川出身で立川で多くの飲食店を経営するマザーズ(武蔵野市)の保村良豪社長とタッグを組んだ。

 施設名の「GALERA」はポルトガルで直訳すると「群衆」「集まり」という意味。コロナの感染拡大によって、これまでの外食のにぎわい、集まりが制限されるという時流から、その後のアフターコロナの世の中に向けて、再び飲食店が力強く時代に挑戦していくという意思を施設名に表したという。「地球からも愛され、そして、この場所を通じて、人が育ち、定着し、そして人々が集まる魅力的なフードマーケットとして、存在感のある施設」を目指す。

 471.44平方メートルの広大な敷地に、ニューヨークのガレージをイメージしたワンフロアの施設の中に10店のテナントが入る。

 テナントには、マザーズ、カフェソブ、やきとりの玉屋、あてまき喜重朗、餃子(ギョーザ)のニューヨーク、我楽多家など立川の人気店が中心となり、立川初進出となる店を含め、従来の業態を変えた個店や若手育成の目的を持つ新店で展開。

 阿部さんは「このコロナ禍で、立川に一時代を築きながら、長きに愛されていたヤタパラが閉鎖したことはとても残念な気持ち。立川は『飲食の街』と言ってもいいほど、個性的で魅力的な飲食店が数多く存在している。この街から都内に進出して成功している飲食店経営者を多く輩出している」と話す、

 「そうした地元の飲食店が地域社会にもっと貢献できる産業として支持を得たい。現在、コロナ禍で大変な思いをしている飲食店経営者に、この街に再び活気と、都内からわざわざ足を運んでいただけるような新しいフードスポットを作りたいという熱い思いを共有しながら、この計画を進めてきた」

 テナントとして入る「カフェソブ」オーナーであるエンジョイライフの秋吉一平社長は「当施設には『個店集合業態というこれまでに無いお客さまの体験』という要素があると感じている。都心から少し離れた地方都市である立川に、各街で活躍されている個店が集まる空間は、お客さまにとってこれまで見たことがない景色になるのでは」と期待を込める。

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