立川北口のサンサンロード(立川市曙町2)で11月23日、多胎児のためのイベント「ふたごキャラバン」が開催される。主催は立川市と多胎家庭支援団体「SwingRing(すいりん)~ふたご応援プロジェクト~」。
2021年度立川市協働のまちづくり推進事業補助金助成事業の一つに選ばれた同事業。同市子ども家庭支援センターと多胎家庭支援団体「SwingRing(すいりん)~ふたご応援プロジェクト~」が、多胎家庭を妊娠期から継続的に支え、虐待を防ぐ活動の一環として、二子・三つ子のママが作るイベントを開く。
同団体代表の中川美織さんは「多胎育児は、特に乳児期の頃は外出困難な家庭が多く孤立しがち。イベントを開催することで外出の機会を作り、同じ立場の仲間と出会うこと、そして便利グッズなどの多胎児育児情報を知ってもらうことで、少しでも心を軽くしてもらいたい。出口の見えないトンネルの中で、光となるものに出合ってもらえれば」と話す。
当日は、事前予約制で試乗機会の少ない「ふたごじてんしゃ試乗会」や「ファミリー写真撮影」などのイベントのほか、ふたごのおそろい服などがそろうフリーマーケット、立川野菜と観光推奨認定品を販売するブースなどを用意。
東京新聞の子育て情報ブースでは、双子育児漫画「ミラクルツインズ」や多胎児子育てエピソードの展示もあり、多胎児育児のリアルな状況を多胎児家庭に限らない子育て世代や地域の人にも知ってもらう機会も提供する。併せて、多胎児育児の経験者で少し先を行く仲間の「ピアサポーター」とのお話コーナーや多胎児育児のための便利グッズの展示など、多胎児家庭に「寄り添った」情報提供を行う。
中川さんは「コロナ禍でますます孤立した多胎家庭はとても多かったと思う。このふたごキャラバンには皆さんの心に寄り添うたくさんの仲間がいる。『多胎児家庭の皆さんの心が少しでも晴れやかになりますように』と企画した当イベントに、ぜひ参加してほしい。地域の皆さまには、多胎育児の現状を知って頂き、手を差し伸べていただくきっかけになれば」と参加を呼び掛ける。
開催時間は10時~15時。