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立川「PLAY! MUSEUM」で企画展「柚木沙弥郎 life・LIFE」

色とりどりの布が展示される「布の森」

色とりどりの布が展示される「布の森」

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 立川グリーンスプリングス(立川市緑町3)内の「PLAY! MUSEUM(プレイミュージアム)」で現在、企画展「柚木沙弥郎(ゆのきさみろう) life・LIFE」が開催されている。

立川「PLAY! MUSEUM」で企画展「柚木沙弥郎 life・LIFE」

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 染色家でアーティストの柚木さんは、型染で布に模様を染めた染色作品をはじめ、版画や絵画、立体、絵本など、70年以上にわたり制作活動を続けている。近年では「IDEE(イデー)」や京都「エースホテル」とのコラボレーションを手掛ける。同展では、1990年代から手掛ける絵本作品の原画約80点、紙粘土と布で作られた約20点の人形と、約50点の大きな布の染色作品を展示している。

 絵本作品からは、「つきよのおんがくかい」「そしたら そしたら」(以上、福音館書店)など、1990年代から手掛ける原画約80点のほか、絵本の制作に使われた型紙、スケッチブックやスクラップブックを展示。曲線状の展示スペースでは「人や動物たちの生きる喜びが描かれた絵のみち」を演出する。併せて、絵本「トコとグーグーとキキ」の中に出てくる町の人々を表現した人形は、現在日本にある約20点も展示する。

 中央スペースには、色とりどりの大きな布約50点による「布の森」が広がる。1950~1970年代ごろに制作された「注染」という技法の染色作品や、「抽象画のような大胆な模様が印象的な」近年の作品まで、幅広い年代の染色作品を展示する。

 併設のミュージアムショップでは、「柚木さんになる」「柚木さんででかける」「柚木さんでくらす」「柚木さんであそぶ」をテーマに、トレーナーや豆皿などのオリジナルグッズを扱う。カフェでは作品をモチーフとしたラテやパフェを提供。上階の子どものための屋内広場「PLAY! PARK」では、展覧会関連ワークショップを企画する。

 同展のテーマは「くらし」と「人生」。担当者は「日々の暮らしを豊かに彩ること。そしてコロナに見舞われた今日、人生をいかに大切に生きるか。ダイナミックな展示空間で、全身で感じていただければ」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。入館料は、一般=1,500円(立川市在住・在学者1,000円)、大学生=1,000円、高校生=800円、中・小学生=500円ほか。未就学児無料。来年1月30日まで。

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