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立川「テイルウィンドシステム」から 持ち帰り予約アプリ「テイクアウトナビ」

「テイクアウトナビ」の広告には、ものまねタレントのパッチモンさんと、カトリーナ陽子さんが出演

「テイクアウトナビ」の広告には、ものまねタレントのパッチモンさんと、カトリーナ陽子さんが出演

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 立川のシステム開発会社「テイルウィンドシステム」(立川市緑町3)が、持ち帰り予約専用アプリ「テイクアウトナビ」の提供を始めた。

持ち帰り予約アプリ「テイクアウトナビ」のチラシ

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 立川のグリーンスプリングスに本社を構える同社は、システムやソフトウエア開発、ネットワークサービスの構築などを手掛けるなか、コロナ禍の飲食店の応援を目的として同アプリを開発した。

 アプリには、店舗別にランチやディナー向けのメニューが並び、ユーザーはメニューを選び、受け取り時間を指定して注文。指定時間に店で会計して品物を受け取る。オフィス街で働く人たちが昼前に注文しランチ時に受け取ったり、帰宅時間に合わせて注文したりできるほか、店ごとのポイントサービスも利用できる。

 飲食店はアプリで出店申請を行い、販売メニューと販売時間を設定すれば、販売を始められる。利用料はアプリ上で売り上げが100万円に達するまで無料で、審査無しで導入できるなど、飲食店側の利用のしやすさにもこだわったという。併せて、「フードロス割引」の時間を設定することで、商品の売れ残りなどを格安で販売することもできる。

 広告出演中のカトリーナ陽子さんは「店もお客さまもシンプルに簡単にできるシステムにこだわった」と話す。「店はメニューを簡単に登録することができるため、昼はランチ商品、夜は居酒屋メニューなど自由に設定できるため、見ている方も楽しい。予約注文のため、フードロス削減も期待できる」と話す。

 同システムを導入し、焼き鳥やもつ煮を提供する「やきとり小太郎」(錦町2)の店主、松川将さんは「コロナ禍でテークアウトの需要が高まり、テークアウトを通じて新しいお客さんとの縁もできた。アプリを知ってもらい、さらに縁が広がればうれしい」と話す。

 現在の登録飲食店は約20店。今後は全国展開も目指すなか、まずは地元立川市周辺での導入に力を入れ、ラッピングバスや駅前の大型ビジョンで認知拡大を図る。広告ビジュアルにはものまねタレントのパッチモンさんと共に、自社キャラクター「ナビッ子」に扮(ふん)しカトリーナさんも登場する。

「コロナ禍で困っている飲食店に、立川出身の私も何か力になれないかと頑張っている。宅配アプリなどに比べ、手数料も良心的で導入もしやすいこのアプリを知ってもらい、地域を盛り上げていければ」と利用を呼び掛ける。

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