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国分寺「新幹線資料館」に記念スタンプ 世界最高速度記録達成50年で

国分寺市ひかりプラザに設置される「新幹線951形試験電車」を利用した「新幹線資料館」

国分寺市ひかりプラザに設置される「新幹線951形試験電車」を利用した「新幹線資料館」

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 「ひかりプラザ」(国分寺市光町1)に設置されている「新幹線資料館」が「来館記念スタンプ」を制作し、2月24日から、記念スタンプ台紙を期間限定で配布する。

記念スタンプ台紙を持つ社会教育課長の柳さん

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 スタンプは同館に置かれる「新幹線951形試験電車」が、1972(昭和47)年2月24日に電車列車として、当時の世界最高速度の時速286キロを記録した達成日から50年を迎えるのを記念して作った。

 同車両は、1969(昭和44)年に製造された2両編成の試験車両。当時、山陽新幹線が岡山駅まで延びることになっており、それに合わせて当時の最高速度時速210キロを上回る250キロの営業運転を目指して開発された。1972(昭和47)年に、度重なる試験走行の結果、開通前の山陽新幹線西明石~姫路間で、当時の最高速度286キロを記録。その後、1974(昭和49)年に廃車となり、鉄道技術研究所(=現在の鉄道総合技術研究所、光町)に引き取られ、1両(951-2)は試験に使われた後、解体となり、残りのもう1両(951-1)は1991(平成3)年に国分寺市に譲渡され、「新幹線資料館」として改修して公開している。館内では、新幹線発展の歴史をパネル、模型などで紹介するほか、運転席や座席に座ることができる。

 国分寺市教育委員会 教育部 社会教育課長の柳功一さんは「親子連れや年配の方まで、多くの方に愛されている新幹線なので、この節目にお祝いしてあげたいと考えた」と話す。市民団体主催で毎年2回新幹線の大掃除が行われてたり、中学生が取材に訪れたりすることもあると言う。「この機会にもっと多くの方に知っていただければ」と来館を呼び掛ける。

 開館時間は9時~17時。第2・第4月曜休館(祝日の場合は翌火曜)日。記念スタンプ台紙の配布は「ひかりプラザ」1階社会教育課窓口で3月31日まで。以降は新幹線資料館内にスタンプのみ設置。

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