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東大和で音楽とアートと伝統芸能の「森フェス2022」 高木神社を会場に

森フェス2021開催時の様子

森フェス2021開催時の様子

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 東大和の高木神社(東大和市高木2)で5月28日、「森フェス2022 Art×Music×Nature×Legacy」が開かれる。主催はヒガシヤマトみらい基地。

石見神楽とプロジェクションマッピングのコラボレーションによる美しい世界観

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 2017(平成29)年に発足した同団体は「東大和の自然・文化・歴史を活用して、子どもたちと共に感性や郷土愛を育む」を合言葉に、イベント企画・運営などを行っている。今回のイベントは、コロナ禍でエンターテインメントやイベントが停滞する中、学校にも行けない子どもたちのために思い出づくりの場を提供したい、自然の中でアートを存分に楽しんでもらいたいと考え、企画した。

 同団体代表のKJさんは「『石見神楽』の担当者が『高木神社でやりたい』と言い、同神社の氏子総代にお願いしたところ、『この世の中に希望を与えることができるのなら、慣例などに縛られずにやりましょう』と了承していただいた。お願いに行った日が年に1度の総会の日で、奇跡の連続で開催に至った」と話す。

 会場のステージでは、シテ方宝生流能楽師で重要無形文化財総合指定(能楽)保持者の佐野登さんによる能「羽衣」、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を務めている坂井孝一さんによる能楽解説、津軽三味線世界大会A級準優勝者の小島康平さんによる演奏などが行われる。

 ステージ以外にも、デザイナーの棚橋早苗さん、プロレスラーのモンゴルマン斉藤さんら4人による四季をテーマにしたびょうぶのライブペイントや、キッチンカーの出店、子どもを対象とした「和髪を結ってみよう」「線香花火づくり」「ポン菓子体験」などのワークショップなど、幅広い世代が楽しめる内容を用意する。

 KJさんは「石見神楽とプロジェクションマッピングのコラボレーションは信じられないくらい美しい世界観。能楽師として誉れ高い佐野登さんの『羽衣』も幻想的で素晴らしいものになると思う。なぜ伝統芸能が何百年もの時を越えて人々に愛されているのか、それを知る温故知新な機会。熱い気持ちで開催する当イベントに期待してほしい」と意気込みを語る。

 開催時間は12時~19時。入場無料(一部イベントは有料)。

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