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障がいのあるアール・ブリュット作家の支援活動 パトロンを募集

「立飛ウォールペイントプロジェクト ドリームロード」アートを描く様子

「立飛ウォールペイントプロジェクト ドリームロード」アートを描く様子

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 障がいのある人たちのアート展を開催している「アール・ブリュット立川実行委員会」が6月1日、活動を持続するための支援フォームを立ち上げた。

「立飛ウォールペイントプロジェクト ドリームロード」アートを描く様子

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 作品展示や創作に携わる作家たちの収入につながる環境をつくり、同委員会の活動の持続化を支援する目的のために「同志=パトロン」を募集している。

 同委員会は、有志のボランティアスタッフ8人で運営する市民団体。2015(平成27)年10月に伊勢丹立川店で初めての作品展示会を開催してから、立川市全域と近隣地域の百貨店や駅構内、市民会館などを展示会場に回遊型の期間限定作品展を毎年開催。今まで作品を出展した作家は総勢358人になる。

 現在、アール・ブリュット作家自身が原画で描く長さ180メートルの大壁画制作「立飛ウォールペイントプロジェクト ドリームロード」を2022年1月から2023年10月まで?2年間かけて行っている。支援者は、毎月1日に同展示現場で撮影した限定公開の「壁画の制作風景動画」が視聴可能となる。

 松嵜ゆかり委員長は「多摩地域に住む才能豊かなアール・ブリュット作家たちの既成概念にとらわれない自由な発想、魂の声、人間が本来持っている表現する喜びを五感で感じ取っていただいた協賛企業、団体、市民の皆さまの好評を得て、その創作への熱意と作家との出会い、数多くの温かい声援を励みに活動してきた」と話す。

 「壁画プロジェクト終了後も、アール・ブリュット作品を常設展示できる場を作りたい、トリエンナーレなどの芸術祭を開催したい、アール・ブリュット作家をアートで生計できる環境をつくりたいという思いで支援フォームを立ち上げた。当活動にご支援いただき、アール・ブリュット作品に出合った時の魂が心の底から揺さぶられる感動を一人でも多くの方に感じてもらえたら」と呼びかける。

 支援金額は月額550円。クラウドファンディングサイト「グッドモーニング」から申し込む。

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