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東大和の商店街でアートプロジェクト 武蔵野美大生がネコをモチーフに制作

肉の越木屋でウォールアートを描く高森さん

肉の越木屋でウォールアートを描く高森さん

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 ネコをテーマにしたウォールアートやシャッターアート、オブジェなどの制作が現在、東大和の南街・富士見通り商店街で行われている。

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 制作は、「富士見通り商栄会」と東大和市による商店街アート事業の一環。東大和市駅北側の「南街(なんがい)」にある同商店街には32店が加盟する。住所の「南街」にかけて「にゃんがい」と名付けたネコのマスコットキャラクターを制定していることにちなみ、ネコをテーマにしたアート作品を商店街に飾るプロジェクトを企画した。『にゃんがいい』アートプロジェクト」と題し、6月に行われたイベントでマッチングした武蔵野美術大学生27人と同商店街15店・2施設が協力する。アートにあふれる商店街を目指しての活性化が目的。8月下旬から始まった制作は11月30日までを予定。12月に完成イベントを開催する。

 同商店街副会長の西川哲弘さんは「加盟店数はピーク時の3分の1程度となり大変厳しい状況だが、プロジェクトをきっかけに地域住民同士がつながりを深め、少しでも活気を取り戻せたら」と話す。

 同商店街会長の米山良太さんは「このプロジェクトで作成したアートをきっかけに、買い物以外の来街者が少しでも増えてくれればうれしい。プロジェクトを進めるのは大変だが、少しずつアートが完成していくのを見ているとやる気が出る。学業で忙しいのに商店街の事業に尽力してくれて、感謝している。商店街の活性化だけでなく、モデル商店街として東大和市活性化の一助にもなれば」と話す。

 同大学生の高森優奈さんは「屋外での作業なので、気温が高い日や風が強い日は大変だが、作業中に通行人から応援してもらえることが励みになる。たくさんの方に見てもらえてうれしく思う反面、プレッシャーもあるが、少しでも商店街の力になれれば」と意気込む。

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