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立川高島屋S.C.「百貨店区画」の営業終了で感謝祭 軌跡をたどる写真展も

「-感謝と軌跡-立川高島屋S.C.写真展」会場の様子

「-感謝と軌跡-立川高島屋S.C.写真展」会場の様子

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 立川高島屋S.C.(立川市曙町2)の「百貨店区画」が、リニューアルのため1月31日に営業を終了することになり、現在、感謝祭「立川高島屋 華集祭(かしゅうさい)」を開いている。

北口駅前に店舗があったころの様子

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 同店の周辺エリアは、新しい商業施設や宿泊施設の開業で活性化している。来店客層がファミリーや若者に変化してきたことを受け、これまで以上に地域のニーズへ対応できるよう、地下1階から3階(2階は一部)の百貨店区画の営業を終了し、その跡地に新しい専門店を誘致する。

 百貨店区画の終了を受け、従業員一同が、百貨店区画を支えたファンに感謝を伝える機会を創出したいという思いから同イベントを企画。1階正面ホールでは「-感謝と軌跡-立川高島屋S.C.写真展」を開催。これまでの同店と立川市の変遷を写真でたどる。会場には、思い出を書き込めるメッセージボードを期間中設置する。

 1月13日から15日には「なつかしの焼きそば」を限定販売した。同品は、立川高島屋の前身である「銀座デパート」時代の1962(昭和37)年から1990(平成2)年までの28年間、地下1階のフードコート「東京フルーツパーラー」で販売していた焼きそばを再現したもの。当時は「ミートソース味」「カレー味」「ウインナー入り」「チャーシュー入り」の4種類を販売し、毎日約1000食が売れたという。今回は、当時のレシピを基にミートソース味を販売。使用する麺は、当時の仕入れていた製麺所が特別に用意するなどし、販売当時と同じ味の再現に挑戦した。

 店長の澁谷稔さんは「駅前25年、移転して27年の計52年間、百貨店区画を支えてもらったお客さまには、大変感謝している。長年営業してきたこともあり寂しい思いもあるが、撤退ではなく屋号も残る。リニューアルした際は、引き続き立川の地で頑張っていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~19時。1月31日まで。

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