アリーナ立川立飛(立川市泉町)で5月27日、フットサルのFリーグ2023-2024が開幕し、ディビジョン1 第1節「立川アスレティックFC」対「フウガドールすみだ」の試合が行われた。
昨シーズンはオーシャンカップ準優勝、リーグ戦2位、プレーオフ2位を収めた同チーム。金澤空選手、黒本ギレルメ選手が移籍、関尚登選手が引退後、新加入選手を迎え、21日のトーナメント戦「オーシャンカップ」では3位入賞を収めた。
同ゲームでは、3月に開かれた全日本フットサル選手権大会で優勝したフウガドールすみだと対戦。新井裕生選手が7シュート、上村充哉選手が5シュート、中村充選手4シュートを放つなど、積極的にゴールを狙うが、相手のディフェンスに阻まれ0対0の引き分けに終わった。
試合後、キャプテンの上村選手は「改善点は多いと感じるが、昨年は開幕戦の浦安で残り数秒で負けてしまったので、勝ち点1を取れたことは少しポジティブに捉えている。来週から気持ちを切り替えて改善できるところは改善して浦安戦に臨みたい」と話す。
突破力に定評があった金澤選手と、積極的なパワープレーを見せたGK黒本選手の移籍後のチーム体制について比嘉監督は「攻撃で必要なのは、チームとしてのシステムと選手の創造力・技術。個人としての突破力がなければ、チームで行くしかない。練習ではうまくいっている」と意気込む。新加入のGK桧山昇吾選手については、「危ないシーンも全部止めてくれた。勝ちそうならパワープレー出してもいいけど、枠の下を守ることのキーパーの一番の役割」と話した。
桧山選手は、立川での初出場となる同ゲームでゴールを死守、「前日に開幕戦登板を伝えられて、とても楽しみだった。みんなの守備も固く、失点を抑えられた」と話した。桧山選手は水戸市出身。「シュライカー大阪」では比嘉監督の元でのプレー歴がある。「大阪で比嘉監督に鍛えられて成長した。立川は選手と監督の関係性や、選手の取り組む姿勢もすごくいいし、練習に来るのが楽しみ」と話す。黒本選手との違いを問われると、「キーパーはゴールを守ることが仕事なので、無理にトライして失点をするより、守備を安定させたい。ただ、昨年まで立川が築き上げたものがあると思うので、そこに徐々にフィットしていきたい」と意気込みを見せる。
次節は6月3日、バルドラール浦安アリーナでバルドラール浦安戦、ホームゲーム6月10日、シュライカー大阪を迎えてアリーナ立川立飛で行う。