立川ビジネスセンタービル(立川市曙町2)で7月19日、「地域交流eスポーツフェス」が開かれた。
実況は、ゲーム系ユーチューバーのやぴまるさん、うまんちゅさんが担当
立川商工会議所創立70周年を記念した同イベント。地域事業者を中心とした3人1組でチームを組み、この日は、6月の予選会に参加した90チーム(270人)の中から勝ち抜いた28チームとシード4チームを加えた32チーム(96人)が参戦した。初戦はテーブルで向かい合わせになりスマホで対戦し、準決勝からは実況を交えてスクリーンでゲームの様子が映し出されると会場は大きく湧いた。
優勝は「立川アスレティックFC」の城地駿哉さん、湯浅拓斗さん、皆本晃さんによる「立川プリモティックFC」。フットサルチームでは皆本さんが社長だが、この日は小学生の頃からゲームが大好きという湯浅さんがリーダーを務めた。湯浅さんは「キャラとプレーヤーの相性とコートに合わせた対策を立てた。周りが見える城地さん、突っ込み型の皆本さんの性格に合わせたキャラを決め、自分は援護射撃に回った。昨年の惜敗の悔しさを晴らして優勝できてうれしい」と話す。副賞のソラノホテル宿泊券の使い道について聞かれると、「社長と一緒に泊まるのは気まずい。一睡もできないかも」と答え、笑いを誘った。
実況は、ゲーム系ユーチューバーのやぴまるさん、うまんちゅさんが担当。うまんちゅさんは「いつも一人で仕事をしていることが多いので、大人数で盛り上がって楽しそうだった。自分も勝って写真撮りたいな」と話した。
同イベントは、2020年から毎年開催する「立川立飛 地域交流eスポーツカップ」の3回目。立飛ホールディングスとNTT東日本東京西支店、NTTe-Sportsがタッグを組み、毎年規模や参加チーム数を拡大。11月18日には「立川ステージガーデン」(緑町)で「立川立飛 eスポーツフェス」を予定する。NTT東日本の上田達さんは「立川をeスポーツで盛り上げ、多摩地域の魅力を世界へ発信したい」と意気込む。
立川商工会議所は、この先の10年間を見据えて「立川イノベーションファーム」のビジョンを掲げる。川口哲生会頭は「立川から新しい商品やアイデアが次々と生まれて、ワクワクを増やしていきたい。このような場でネットワークが広がり、新しいものが生まれることを期待している。今後もおもしろいことをしていくので、参加いただければ」と呼びかけた。