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立川PLAY!MUSEUMで「エルマーのぼうけん」展 音の体験型展示も

『エルマーとりゅう』原画 1950年 (C) Dragon Trilogy Irrevocable Trust/Kerlan Collection of Children's Literature, University of Minnesota Libraries, USA.

『エルマーとりゅう』原画 1950年 (C) Dragon Trilogy Irrevocable Trust/Kerlan Collection of Children's Literature, University of Minnesota Libraries, USA.

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 絵本「エルマーのぼうけん」をテーマにした展覧会「エルマーのぼうけん展」が7月15日、立川の「PLAY!MUSEUM」(立川市緑町3)で始まった。

「エルマーのぼうけん」展 メインビジュアル

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 同作品は、動物島に捕らわれた竜の子を助けに行く9歳の男の子エルマーの冒険物語。1948年から51年にかけて「エルマーのぼうけん」「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」の3冊がアメリカで出版され、日本では累計700万部を販売。エルマーは持ち前の優しさと勇気、知恵を使って困難を乗り越える。誰とも争わず機転を利かせることで物事を解決するエルマーのしなやかな強さと、緊張感のある冒険が作品の魅力とされている。

 日本初となる同展では、米ミネソタ大学図書館が所蔵する70年以上前に描かれた130点以上の原画とダミー本に、イラスト、挿絵を描くために作った竜の人形などの制作資料を日本で初公開する。その他、同作品の世界を体験する展示も行う。ワニの背中をジャンプして川を渡る展示や、動物たちの鳴き声、竜が羽ばたき空を飛ぶ音、洞穴から脱出する竜たちの大騒ぎが聞こえてくる「音を感じる展覧会」など、4つのシーンを中心に光や映像、立体造作による演出で来場者はエルマーになった気分を楽しむことができるよう工夫する。

 併設の「PLAY!SHOP」で日本初のエルマー・グッズを販売。竜のぬいぐるみや同作品には欠かせない歯ブラシやキャンディーなど、物語に登場するアイテムなどを販売。併設の「PLAY!CAFE」も、「冒険気分が味わえる」オリジナルのフード、デザート、ドリンクを提供する。

 同施設プロデューサーの草刈大介さん「展覧会は視覚表現が主だが、体験型展示を一つの特長とする当館では、音の展示に興味を持っていたため、オーディオテクニカのサポートを受け、サウンドデザイナーの染谷和孝さんを迎えることで、初めて本格的な音の展示が実現できた。来場者の反応が楽しみ。鉛筆で描かれた挿絵の原画は、その柔らかなタッチが思わず息を飲むほど美しく、冒険への想像力をより一層かき立てる必見の作品。ぜひ足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開館時間は10時~18時(最終入場は17時30分、日時指定制)。入館料は、一般=1,800円、大学生=1,200円、高校生=1,000円、小・中学生=600円(立川市在住・在学者割引あり)、未就学児無料。10月1日まで。

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