多摩動物公園で「サイエンズーカフェ」-閉園後に開催、大人向けに企画

写真はオランウータンのポピー

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 多摩動物公園(日野市程久保7、TEL 042-591-1611)内の「ズーカフェ」で3月14日、サイエンスカフェ「サイエンズーカフェ」を開催する。

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 サイエンスカフェは、科学についてカフェのような場所で話題提供者と参加者が気軽に語り合う場。1998年にイギリスで始まり、世界的に広がった。一方向の講義形式ではなく、話題提供者と参加者、あるいは参加者同士が双方向にコミュニケーションをとることができるのが特徴。

 同カフェは今年1月と2月にも開催し、今回で3回目。「これまでは比較的子ども向けのイベントをメーンに開催してきたが、開園50周年をきっかけに幅広い方々に動物園を楽しんでいただきたいと考え、じっくり動物の話をすることができる大人向けのイベントとして開催することにした」と同園教育普及係の片田さん。閉園後に開催することから、落ち着いた空間で飼育担当者と一緒に動物について考えることができるため、毎回定員を超える応募を集めている。

 今回のテーマは「フィールドにつながる動物園」。昨年多摩動物公園のオランウータンの飼育担当者が、オランウータンの生息するボルネオの森で住みかを分断されてしまったオランウータンのため、川につり橋をかけるプロジェクトを実行したことについて詳しく話す。その後、参加者と同園職員、参加者同士で自由に語り合う場を設ける。

 「当日参加された方の興味関心に合わせて、その場でさまざまな話を展開できるのがサイエンスカフェの魅力のひとつ。動物園はこれまで娯楽施設としての役割を求められてきたが、今後は生涯学習などの場としても活用していただきたいと考えている。こうしたイベントを通じて幅広い年代の方々に来園していただければ」(同)と話す。

 開催時間は17時~19時30分。参加費は500円(軽飲食代)。定員は30人(事前申込制で20歳以上)。往復はがきで同園まで申し込む(3月1日消印有効)。応募多数の場合は抽選。

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