国立市の旭通り商店会加盟店舗が行っている「一店一品運動」が、好評を得ている。
一店一品運動は、各店が自店のアピールポイントやおすすめ品などを店頭に張り出し、紹介する企画。現在の不況を反映して商店会も活気を失いかけていたことから、各店がどういう店なのかを改めて見直していくことを目的に、今回の企画を実施した。
始めてから約2カ月が経過した現在、「80店舗ほどが参加しているが、お客さんから『この店が何を売っていて、どんな店なのかがわかりやすい』と好評を得ている。例えば、そば店では季節のメニューを一店一品として店頭で紹介したところ、そのメニューが飛ぶように売れたという話も聞いた。各店とも売り上げが徐々に伸びているようだ」(同商店会担当の竹村園芸さん)。
りそな銀行国立支店(国立市東1)の店頭でも、20店舗の一店一品を定期的に入れ替えながら7月末まで掲出している。
「各店が一店一品で掲示する内容を季節ごとに変えたり、目立つようにカラフルな書き方をしたりなど、工夫を凝らしているところにも注目してほしい」と竹村さん。「もっとお客さんに各店の良さを知ってもらいたいので、ぜひ継続していきたい」とも。