くにたち郷土文化館(国立市谷保、TEL 042-576-0211)で8月24日から、「くにたち陶芸展」が開催されている。同展は今回が初めての開催となる。
今回の展覧会は、人間国宝であり国立で創作活動をされていた三浦小平二さんの30点ほどの作品も展示。三浦さんは、新潟県佐渡市の陶芸家の家に生まれ、1961(昭和36)年に国立市に窯を持ち、1997年には重要無形文化財「青磁」保持者(人間国宝)に認定された。2006年に逝去するまで、国立で創作活動を続けた。「これまでも当館では陶芸展を開催してきたが、併設している電気窯を利用している陶芸グループによる小規模な展覧会ばかりだった。今回は三浦さんの作品はもちろん、その他国立市内で活動する陶芸家・陶芸グループの作品など130点を一堂に集めた大規模展を実施することになった」(同館担当者)。
9月11日~13日には陶器市も開催。皿や湯飲みなどを販売するほか、参加グループの作品なども扱う予定。
「三浦小平二さんの作品のファンの方や陶器が好きな方にはぜひ来館いただきたい。今後もこうした展覧会を毎年開催できれば」(同)とも。
開館時間は10時~17時(最終日は15時まで)。9月14日まで。期間中の休館日は8月27日、9月10日。