多摩信用金庫国立支店前(国立市中1)で8月30日、「くにたち産・梨市2009」が開催される。主催は、くにたち・梨園ボランティア。
国立市内では昭和初期からナシ栽培が行われ、最盛期には30軒近くのナシ農家が存在していたが、園主の高齢化と後継者不足のためナシ園の維持・管理が困難になり、現在は8軒のみ。
同ボランティアは、国立市内のナシ園を守ろうという目的で発足した市民ボランティア団体。花粉媒介、摘果、袋掛け、剪定(せんてい)など、年間50日間ほどナシ園の管理作業を行う。「平日は仕事をしている方や退職してリタイアした方など、30~70代の方が一緒に活動している。梨市当日も14人のボランティアが参加予定」(同ボランティア首長の平塚さん)。
当日のナシは、「秀玉」「豊水」や多摩地域で栽培されている「稲城」などの品種を用意。梨園ボランティアの活動紹介を行うパネルなども用意する予定。「昨年は1時間足らずで630袋が完売した。今年は豊作でおいしいナシができたと聞いている。ナシもたくさん味わってほしいが、ナシ園ボランティアの活動も知っていただき、ボランティアに参加したいと思う人が一人でも増えるような梨市にしたい」(同)とも。
開催時間は10時~売り切れまで。