くにたち市民芸術小ホール(国立市富士見台2)で9月11日、コラボレーションライブ「フランダースの犬~幸せのタネを見つけたいあなたに~」が開催される。
同ライブは、国立在住の女優の石井めぐみさんと国立在住経験があるピアニストの木住野佳子さんのコラボレーションライブ。
石井さんは、松竹映画「夜叉ヶ池」で芸能界デビューし、さまざまな映画やドラマで活躍。「オレたちひょうきん族」のレギュラーとしてバラエティーのジャンルでも活躍。障害を抱えて生まれた長男の成長をつづった「笑ってよゆっぴい」を執筆。今年6月にはサロン「ラ・アンジェ」も立ち上げた。
木住野さんは1995年、日本人初のインターナショナル・アーチストとして世界デビュー。現在は、ソロ、ジャズトリオ、ボサノバユニット、ストリングスとの共演などの演奏活動の他、 映画音楽やTV-CMの作曲・演奏など、ジャンルを超え多様な音楽性で活動を展開している。
「昨年12月、木住野のピアノコンサートで初めて鳥肌が立つような感動を覚え意気投合した。誕生日は3日違い、血液型も同じA型で、出会った瞬間から気が合ってしまった。二人とも国立が大好きで、この街で何かしたいとコンサートを企画した」(石井さん)。
同イベントは、「二人で現在の格差社会の話などをしているうちに、フランダースの犬をテーマにすることを思いついた」(石井さん)という。フランダースの犬は「見て見ぬふりをしてしまう功罪」「貧しいというだけで、与えられる理不尽な仕打ち」「ほんの少しのすれ違いで起きる悲劇」が描かれており、「子どものころ読んだときはそこまで深いテーマがあるということに気づかなかったが、改めて本を読みながら、木住野が即興でピアノを弾いたところ、二人で泣いてしまった」とも。
今回のコラボレーションライブについては、「主に仕事や育児で、少し疲れている女性がほんのひとときでも日常を忘れるような場所になればと思っている。男性のお申し込みも多いので、癒やされたいと感じている方たちに幅広くお越しいただければ」と話す。
開演時間は、15時(開場14時30分)、19時(開場18時30分)。料金は3,500円。