立川タカシマヤ(立川市曙町)前で10月25日、「Acoustic Festival」が開催された。
同フェスは、2007年から年2回開催されており今回で5回目。「ストリートミュージシャンたちが安心して歌える場所を提供したい、彼らが奏でる心に響く音楽を届けたい、音楽で街を盛り上げたい、という思いからこのイベントを立ち上げた」と話すのは同フェス代表の小島さん。「もともとは、わたしが大学の授業でこのフェスの企画を考えたことがきっかけ。幼なじみと企画書を持っていったところ、立川タカシマヤさんの厚意で場所を提供していただけることになり、より本格的な設備を整えるため、ストリートで出会った仲間たちと機材と人材をそろえてフェスを立ち上げることができた」と振り返る。
今回参加したのは、「K.K.」「同心円」「BlueTrike」「サスライメイカー」の4組。「今回のバンドはすべてフェス初参加。わたし自身がストリートで直接出演オファーした」という。13時30分に演奏が始まると、用意した座席はあっと言う間に満席に。多くの通行人が立ち止まり彼らの音楽に耳を傾けた。
小島さんは「最初このフェスを立ち上げたときは、ボランティア的活動ということもあり正直1回だけでやめようかと考えていたが、ストリートミュージシャンの音楽を届けたいという同じ思いを持つ仲間がいたからこそ5回目を迎えることができた。今後もこのフェスは続けていきたいが、もっと大きな場所でのフェスも開催してみたいと考えている」と話す。