国立市内各所で10月31日から、「くにたちフェアトレード週間」が始まり、さまざまなイベントが開催されている。
同イベントは一橋大学の学生団体であるフェアトレード推進サークル「ラポンテ」が企画、今年で3回目を迎えた。「今年は7週間と昨年よりも期間を長くし、さらに発展させた形でさまざまなイベントを開催することにした」(代表の逆瀬川さん)。
恒例となった国立オリジナルフェアトレードチョコレート「まちチョコ」(200円)の販売は今年も実施。今回は、市民から公募したデザインをパッケージにあしらい、限定3,000個を用意。市内の各商店や一橋大学学園祭の「一橋祭」などの各種イベントで販売する。
「センターフィールドカフェ」「CAFE COURE」などのカフェ数店では、一昨年、昨年に引き続きフェアトレード飲料の提供やフェアトレードに関する展示を行う。富士見台名店街「むっさ21」の各商店でもフェアトレード商品を販売。
市内の幼稚園や図書館などでは「フェアトレードに関する紙芝居」を上演する。「市内の子どもたちや保護者の方々にもフェアトレードを知っていただく機会を設けるために、自分たちで紙芝居を作成した」(同)。紙芝居は、国立音大付属幼稚園、国立市立中央児童館、国立市立中央図書館、カフェここたので上演する。
「フェアトレードは、現地生産者への国際協力となるばかりでなく、その背景にある国際問題について考えるきっかけを与えるという大きな意義があると感じている。フェアトレード週間を通じて、身近なところからフェアトレードに親しんでいただければ」と逆瀬川さん。
開催は12月21日まで。