フルート奏者・山形由美さんがリサイタル-立川では初公演

今回リサイタルを開催する山形由美さん

今回リサイタルを開催する山形由美さん

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 立川市民会館(アミューたちかわ、立川市錦町3)で1月23日、フルート奏者・山形由美さんのリサイタルが開催される。

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 山形さんは東京藝術大学卒業後イギリスへ留学。小泉剛、サー・J・ゴールウェイらに師事。1986年にデビューし、ソロ公演、オーケストラとの共演など1,500回以上の活動を重ね、テレビ・ラジオでも活躍。これまでに13枚のCDを発表。フルートに対する人々の関心を広く集め、フルート愛好者を増やした。2008年6月と10月には、デビュー盤を含めキングレコードからリリースした9枚のデジタル・リマスタリングした完全復刻盤が発売された。

 また、山形さんは女性フルーティストとしては初めてプラチナ製のフルートを使用。「大半のフルーティストはシルバーかゴールドのフルートを使用しているが、それらに比べるとプラチナは重くかたい金属。その分パワフルでレンジが大きい音が出て、それでいて繊細な音を奏でるプラチナ製のフルートを愛用している」と山形さん。

 今回のリサイタルでは、フルートの名曲であるドップラー「ヴァラキアの歌」、ショパン生誕200年を記念して「ロッシーニのオペラ『シンデレラ』の主題による変奏曲」「ノクターン嬰ハ短調遺作」、シューマン生誕200年を記念して「トロイメライ」など、前半にクラシックの名曲を演奏。後半は、ハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」、ウェッバーのオペラ「オペラ座の怪人」より「ミュージカル」、ロウのミュージカル「マイ・フェア・レディ」より「踊り明かそう~彼女のことで頭がいっぱい」などを演奏する。ピアノ共演は榎本潤さん。

 山形さんは「日ごろクラシックになじみのない方でも楽しんでいただけるように、ミュージカルやオペラのナンバーや誰もがどこかで聴いたことがあるという曲をセレクトした。1月ということでお正月らしい季節感を感じられる日本の曲も演奏したいと考えている。フルートの音色とともに観客の方々と一緒に新春の喜びを感じたい」と話す。

 14時開演。全席指定。S席=3,900円、A席=3,000円。問い合わせはアーティストステージ(TEL 042-349-0626)まで。

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