女優の片桐はいりさんが4月8日、シネマシティ(立川市曙町2)とシネマ・ツー(同)で映画上映前にチケットをもぎる「もぎり嬢」になる。
片桐さんは、数多くの舞台、映画、ドラマ、エッセー執筆など、幅広く活躍。主な出演作に、舞台「R2C2」、映画「かもめ食堂」「相棒シリーズ 鑑識米沢守の事件簿」「非女子図鑑」「なくもんか」など。現在はテレビ「時々迷々」(NHK教育)に出演中。
学生時代に映画館「銀座文化劇場」(現在の「シネスイッチ銀座」)で「もぎり」の仕事を経験したことから、「キネマ旬報」での連載コラム「もぎりよ 今夜も有難う」はもぎり嬢を経験していた時代を回想しながら、映画館への思い入れなどをつづっている。同コラムは第82回キネマ旬報ベスト・テン読者賞も受賞。「片桐さんは映画館への思い入れが強く、地方都市を中心に特徴ある映画館でのもぎり体験を個人的に行っている」(シネマシティ広報担当の古川さん)という。「今回は、地元の街の映画館として愛されているシネマシティにぜひお越しいただきたいというシネマシティ側からの思いが伝わり、ご来場いただくこととなった」。
当日は、初回上映がスタートする10ごろ頃から15時ごろまで、もぎりのできる時間帯を見計らってシネマシティとシネマ・ツーを行き来する予定。「片桐さんは自前のもぎり嬢制服も持っているが、当日は当劇場の制服をお召しになる可能性が大きく、シネマシティの制服を着た片桐さんが、シネマシティのスタッフと同様にチケットのもぎりを行う予定。この機会にぜひ足を運んでいただきたい」とも。