赤ちゃんと一緒に映画鑑賞-立川シネマシティでイベント、育児中の主婦らが企画

©2009『のんちゃんのり弁』製作委員会

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 立川シネマシティ(立川市曙町2、TEL 042-525-1237)で10月8日、「シネマのたまてばこ★2009」が開催される。

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 同イベントは、0歳児を育児中の父母150人を対象に、映画館の大スクリーンで映画鑑賞を心おきなく楽しんでもらおうという「貸し切り」企画上映会。立川市の「夢育て・たちかわ  子ども21 プラン」の一環として育児サークル「子育て・いれかわりたちかわり」が企画し、同市子育て推進課と同館の全面協力の下、2007年よりこれまで年1回のペースで開催している。

 同サークルの山中さんは「市がチケット販売の窓口になり、映画館が格安で会場を提供するという、市民・行政・企業がタッグを組む特別企画。同じ立場の人たちが集まり、『赤ちゃんが泣くのはお互いさま』と気楽になれることが好評いただき、過去2回ともに満席だった」と話す。

 3回目の開催となる今回は、実際に0歳児を子育て中の主婦8人がメンバーとなった実行委員会が発足。過去のアンケートによる要望や当事者ならではの「生」の声を反映させ、より快適な鑑賞会を目指す。通常よりも明るめの照明、乳児と一緒でも楽しめる音量や空調などの環境に配慮するほか、ロビーにオムツ替えコーナーやベビーカー置き場を設け、授乳コーナーに調乳用ポットを準備するなど、設備も充実させる。

 さらに当日は、市の共同団体の有償スタッフやボランティアスタッフらが待機し、会場でのサポートに当たる。「新型インフルエンザが懸念されている時期なので、入口に消毒用アルコールを準備するなど、安心して楽しむために何があれば親切か、育児中の母親ならではの目線で考えた」と山中さん。ポスターやチラシも、産婦人科や商店など、普段出向く場所に自分たちの足で配布しているという。

 今回上映する映画は、9月26日公開、小西真奈美主演の「のんちゃんのり弁」。育児をしながら新しい仕事に奮闘する母親の姿を描いた作品で、「子育て中の人たちに共感してもらえる内容のものを実行委員会で決めた」と山中さん。親子が無理なく楽しめる長さを考え、107分の同作品を選ぶなど、上映時間にも配慮した。「同じ立場の仲間として、主催者とお客さまが一緒に作っていける参加型のイベントにしたい。日常の疲れを忘れてリフレッシュしていただければ」(山中さん)。

 同館広報担当の古川さんは「会場に足を運んでくださる皆さまに楽しんでいただけるよう、地元企業としてできるだけの協力をさせていただきたい。来場を心よりお待ち申し上げている」と話す。

 9時30分開場、10時上映開始。料金は1席1,000円。チケットは子育て推進課(市役所1階)と子ども家庭支援センター(女性総合センター1階)で販売している。

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