立川で「スローフードツアー」-立川産野菜の収穫・調理体験など

農園主の豊泉さんの指導のもと、ワケネギを収穫する様子

農園主の豊泉さんの指導のもと、ワケネギを収穫する様子

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 スローフードすぎなみTOKYO(杉並区)は4月24日、立川市内で「スローフード立川ツアー」を開催した。企画はFMたちかわの番組・東京ウェッサイとの共催によるもの。

 「近年、立川は駅前の再開発が進み、中央線新宿以西で乗降客数が吉祥寺、八王子を抜いてトップに。立川駅周辺の商業化が進む一方、立川市北部の砂川地区は農業が盛んで、若くて元気な農家がたくさんいる。このツアーを通して消費地と生産地の二つの顔を持つ立川の魅力を体感していただきたいと考えた」とスローフードすぎなみTOKYOの浅見さん。

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 当日の参加者は15人。初めにスマイル農園(立川市幸町5)で農園主豊泉裕さんの案内で農園見学。同園は『種まくとこから食べるとこまで』と『フードマイレージゼロ』をテーマに、直売所や近隣のスーパーに立川産野菜を卸しているほか、市内の学校給食にも地場野菜を提供している。そのほか、体験型農園、収穫型農園など農業体験も行うことができる農場。ワケネギ、小松菜の収穫体験を行った。

 収穫後、同園に隣接するスマイルキッチンで収穫した野菜を使って調理を実施。今回は「うどと小松菜のごま酢和え」「のらぼうとたけのこのふわふわ卵とじ」「手打ちうどん」を調理。農園で収穫したもの以外の食材のほとんども立川産のものを使用した。「スマイルキッチンは野菜を収穫してそのまま調理できる東京で初めての食育施設。特に子どもたちは食事で季節感を味わう機会が少ないので、旬な野菜を旬な時期に食べることで食事を通じて四季を感じてほしい」(豊泉さん)。

 その後、市内の結婚式場に会場を移し、宴会料理の食べ残しの現状や対策などを支配人にインタビュー。支配人は「和式の結婚式の場合は折詰や空折などを使用することも多く、食べ残しは比較的少ないが、年々結婚式が洋風化するにつれ、料理の内容や食中毒への懸念から食べ残しを持って帰ることは難しく、そのまま廃棄しているのが現実」と話す一方で、「現在廃油はリサイクルしているので、食べ残しのリサイクル処理についても今後検討する余地がある」と話した。

 ツアー参加者らは「立川産野菜や普段食べる機会が少ないうどやのらぼうといった珍しい野菜を食べることができ有意義だった」「これまでは立川駅前のにぎわいしかわからなかったが、ちょっと駅前商業地から離れると広々とした農園が広がるという、立川市内のいろいろな表情を見ることができた」などの感想を残した。