立川・シネマ通りに「シネマスタジオ」-地域住民や若者の活動拠点に

オープニングパーティーの様子

オープニングパーティーの様子

  •  
  •  

 毎週金曜19時からFMたちかわで放送中の番組「東京ウエッサイ」内のコーナー「立川空想不動産」の第1弾プロジェクトとなる「シネマスタジオ」(立川市曙町2)が完成し、5月7日にオープニングパーティーが開催された。

 立川空想不動産に対する思いについて「立川駅前の商業集積が進み、利用客は増加しているにもかかわらず『街全体には人が流れていない』のが現状。点ではなく面での集積を目指し、街の使い方を変えて新しい郊外の価値を再考することが、立川空想不動産の取り組みによって実現できればと考えている」と話すのはシネマスタジオを運営・プロデュースする籾山さん。

[広告]

 同スタジオをオープンしたのは立川駅北口のシネマ通り。シネマ通りは駅から少し離れ商業機能が低下した、いわゆる旧来型の商店街。立川はもともと買い回り行動が駅周辺で完結しており、これまでのような空き店舗対策によって、こうした商店街を再生することは非常に難しい状況。「いわゆる懐古主義的に建物や街並みを残すのではなく、雰囲気を残しつつ、使い方を変えることで新しい価値を付加できないかと考え、今回のプロジェクトはスタートした」(籾山さん)。

 「一方で、東京の西側エリアには大学が多いこともあり若年人口も多いという地理的メリットも生かせる。彼らが街に滞在する時間を増やすにはどうしたらよいのかと考え、シェアアトリエ、シェアオフィスなどの若い人が活動できる拠点をつくり、交流人口を増加させることで衰退した商店街を再生しようと考えた」とも。

 同スタジオは店舗2階部分をアトリエとして、若手クリエーターの創作活動を通じた活動の拠点に。1階部分には、地域住民がフラッと立ち寄れる、コミュニケーションの促進を目指したカフェ「Cloud Cafe」も6月5日にオープンする。カフェは同番組でパーソナリティーを担当し、自身も高円寺でカフェアパートメントを運営・プロデュースする酒井さんが運営する。

 オープニングパーティーでは同スタジオに関係者をはじめ100人が集まった。同番組で「街角相談室」を担当するザ・プーチンズのライブのほか、路上でパフォーマンスや演奏が繰り広げられた。

 籾山さんは「このプロジェクトが単なる1店舗のオープンというだけではない意味を持っていると考えている。これまでの街づくりに対する問題解決の手段として、シネマスタジオの今後の展開に大きな可能性を感じている」と話す。

  • はてなブックマークに追加