立川の木工家具工房「ki-to-te(きとて)」(立川市砂川町2、TEL 042-534-8223)は6月4日、国立駅近くに「ki-to-te 直売所」(国分寺市西町5)をオープンした。
前田充さんが2008年1月にオープンした同工房。これまで「暮らしの中の木の椅子(いす)展」に数回入選するほか、さまざまな展覧会に出品している。「ki-to- te(きとて)」の名前には、「木」と「手」の温もりが伝わるものづくりをしたいという思いが込められているという。
「木の表情が一つひとつ違うので、実際に手に取っていただいてお客さんの好きなものを選んでいただきたいと思い、工房では月1回程度不定期に展示会を実施していた。それでもなかなかスケジュールが合わないというお客さんの声もいただき、もう少し展示の回数を増やしたいと思ったが、普段作業している工房では難しいので直売所を開くことにした」と前田さん。
作品はそれぞれに2、3種類ほどの材料を使用した30種類程度が並ぶ。前田さんは「今まで国立駅周辺で生活しているので、オープンした場所はなじみもある場所であり、好きな場所でもある。どなたでも気軽に立ち寄っていただきたいので、野菜の直売所のようなイメージから『直売所』と呼んでいる。毎日オープンしているわけではないが、ぜひ気軽に足を運んでいただきたい」と話す。
今月の開店日は8日、20日、25日の11時~18時。