澤乃井ガーデンギャラリー(青梅市沢井2、TEL0428-78-8210)で9月7日、「又三郎展-冬の日本海を色彩る-」が始まった。
又三郎(本名=小又徹也)さんは茨城県水戸市生まれ。もともとは芸術とは無縁の世界に身を置いていたが、40歳を過ぎたころ「私の人生に足跡を残したい」という一念から写真芸術の世界に身を投じることを決意し、特殊表現技法の開発に着手。20数年の試行錯誤を経て、写真の世界と絵画の世界を融合させた世界初の写真技法「写真画」を開発した。
「写真画はアナログカメラやフィルムを使用しているが、撮影法と現像法が従来の写真技法とは全く異なり、デジタル技術やパソコンなどの画像処理も一切加えていない世界初の特殊写真表現技法。主人は5年前に他界したが、20数年の間に約300点以上の写真画を遺した」と話すのは妻の小又三帆子さん。
会場では、冬の西津軽を表現した写真画を展示する。「写真界はアナログからデジタルへの大きく変革していく中で、アナログ写真で今まで誰も表現できなかった幻想的で魅力ある世界が秘められていることを一人でも多くの人に見て楽しんでいただければ」と三帆子さん。
開催時間は10時~16時30分(最終日は14時まで)。月曜定休(祝日の場合は翌日)。入場無料。10月11日まで。