スマイル農園（立川市幸町5）で8月6日・7日、「夏の夕暮れ、畑の中のキッチンで 料理研究家と夏野菜を堪能する会」が開催される。主催はアートinファーム実行委員会（富士見町3）。

　アートinファームは、ランドスケープアーキテクト（景観デザイナー）であり兼業農家でもある井上洋司さんが2007年から、造形作家らと立川市で始めた運動。「アートを通じて、都市空間の一部としての農地の存在意義を多くの方に知ってもらい、農業とアート双方の活性化につなげることを趣旨として、アートを通じて農家をサポートする活動を行っている」と話すのは同委員会広報担当の久保田さん。

　当日は、同園をメーン会場とし、その近隣の農園への「農地ツアー」を行う。ツアーの後には、料理研究家である自身も農業を営む植松良枝さんが農園で収穫された夏野菜を使って手掛けたビュッフェを用意。植松さんによる料理のデモンストレーションも行う。

　そのほか、武蔵野美術大学の学生による野菜のアート展示や土のクレヨンを使った子ども対象の絵画教室、野菜の直売、ファーム・ライブラリー（畑の図書館）などの企画も予定。「普段、つながりのない農家と一般消費者の交流の場を設けることで、私たちの生活を支える場でありながら日頃なじみのない農園について、さまざまな角度から理解を深めていただくのが狙い」と久保田さん。

　農園ツアーの参加費は2,500円（夏野菜のビュッフェ4品とワンドリンク付き、学生＝2,000円）。子どもは夏野菜のビュッフェ3品とワンドリンク付きで1,500円。スマイル農園イベント会場は入場無料。各日先着40人（事前予約制）。申し込みの詳細はホームページで確認できる。