立川市市民会館(アミューたちかわ)(立川市錦町3、TEL042-526-1315)で、9月17日「立川おとなバンドフェスティバル2011」が開催される。
同イベントは市民が4年前に企画。以来、毎年開催されている。これまでは応募資格に「おおむね40歳以上」と明記していたが、今回は年齢を記載せず、そのかわりに「『おとな』の自覚があり、行動に責任を持てる方」という新たな条件を設けたという。「『キレる大人』『いい年して』と論じられることがある一方で、若くてもしっかりとした倫理観を持った方も多く、暦年が果たして大人を意味するのかと考えた」と話すのは同イベント実行委員長で「立川まちおん」代表の鈴木さん。
「ただ、こうしたフェスティバルなので、募集要項にあまり倫理的なものを記載したくないと考え、『おとなとは、たばこの吸殻をポイ捨てせず、レストランでは大声で会話をせず、住んでいる町のごみの収集日も知っていて、人の失敗を許せ、文化は恋や花にもまたパンにも負けない人生の糧と分 かっている。 そんな人であればいいと考えています。 』という例文を付し、ユーモアを感じられるようにした」。
当日は、「あつし&GANG」(ポップス、70年代ソウル)、「JeeJee's&Hottamagna」(70年代フォークソング)、「ペーターとその仲間たち」(ポップス)、「生涯歌姫」(ポップス)、「楽の音」(インストルメンタル)、「高相徹と渡部調匡デキシーダンディーズ」(デキシーランドジャズなど)の6組が出演。ゲストとして宝塚歌劇団出身で市内在住のシャンソン歌手である麻生ミエさんを招き、同じく同歌劇団出身の加藤のりこさんのピアノにあわせて歌う。また、東日本大震災復興支援フェスティバルという副題を掲げ、市内在住の被災者約100人に招待券を配布。当日も義援金を受け付ける募金箱を用意する。
さらに、、現在「おとなの自覚」をメールで受け付け中。当日は出演バンドらを含め、メールで寄せられた「おとなの自覚」をロビー、廊下に掲げる予定。「普段大人として考えていること、震災の後に考えたことなど、お寄せいただければ」と鈴木さん。
13時~17時終演予定。チケット(自由席)500円。チケットは同館で販売中。「おとなの自覚」はobf@tachikawa-chiikibunka.or.jpで受け付ける。