福永紙工(立川市錦町6)のブランド「かみの工作所」と建築家でデザイナーの寺田尚樹さんが発信するブランド「テラダモケイ」は12月21日、「1/100建築模型用添景セット」の新作「No.13 おめでたい編」を発売した。
テラダモケイは模型を通じて、モノに縮尺を与え、ディテールを与えることによって生まれる造形の可能性を探っていくことを目的に2011年2月に設立。プレカットされたパーツを切り離すだけで簡単に組み立てることができる建築模型用添景セットは今回で13作目となる。
「事務所で毎日、日常的に建築模型を作っていたことがこのプロダクトを製作したきっかけ。建築模型用添景セットは本来、模型を作る建築設計事務所のプロ向けに開発された製品だが、一般の方にも受け入れられたため、すこし遊び心があるラインナップを作ろうと『サッカー編』『クリスマス編』などに続いて考えた」と寺田さんはいう。
今回の作品には七福神、宝船、鶴、亀、だるま、招き猫といったパーツを収録。「特に今回の『おめでたい編』は日本人的な季節感を意識している」と寺田さん。「一般の方々には、お守りや縁起物として神棚に飾っていただいたり、お財布に入れていただいてもいいかもしれない。設計のプロの方には、建築の模型などに置いて、仕事が成功するよう願をかけていただければ楽しいのでは」とも。
1,575円。販売店舗及び購入方法はホームページで確認できる。