壽屋(立川市曙町1)が4月下旬に発売した「日本刀箸 新選組」シリーズが人気を博している。
同商品は、新選組の浪士が愛用した刀をモチーフにした箸。同社が販売する「日本刀箸」シリーズの4作目となる。「日本の歴史の中で史実として老若男女に幅広く認知されている新選組。日本人に愛される物語性のある世界観、『キャラが立っている』コンテンツということから商品化した」と同社広報の森英昭さん。
「近藤勇」「土方歳三」「沖田総司」「斉藤一」の4種類があり、柄部分や鍔(つば)のデザイン、色など細部にこだわった。発売から1カ月余りで新撰組シリーズ累計1万膳以上を販売。「新選組の女性ファンから歴史好きの高年齢層まで幅広い層に人気で、外国人観光客の土産物としても好評」と森さん。「5月に日野で行われた『ひの新選組まつり』で販売した際は、期間中、準備した約1000膳が完売した。特に『土方歳三』モデルが人気だった」という。
「最後の武士と言われる新選組を愛してやまないファンの方々にぜひ使っていただきたい。新選組の魂を1日3回楽しんでいただければ」と森さん。「今後は『薄桜鬼-新選組奇譚(きたん)-』に代表されるアニメコンテンツ化なども踏まえ、新たなマーケットを狙っていきたい」とも。
価格は各1,050円。各箸に「誠」が印刷された箸置きが付く。東急ハンズ、ロフト、ビレッジヴァンガードなどの雑貨店やホビーショップで販売している。