多摩で小中学生向け環境教育プログラム-地元自然や文化など体験

昨年の様子

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 ネットワーク多摩学生委員会は8月24日~25日、小中学生向け環境教育イベント「体験型環境教育プロジェクト それいけ! たまレンジャー!!」を開催する。

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 同委員会は、昨年度、学術・文化・産業ネットワーク多摩(日野市)が発足した大学生団体。大学生が主体となり、子どもたちに多摩地域の自然・環境・歴史を知ってもらい、多摩を好きになってもらうことをコンセプトに、小学生向け環境教育プログラムの企画運営などを行う。

 10回目の開催となる今回は、1泊2日で思う存分「多摩の自然」に触れるがテーマ。「多摩には多くの自然があるが、今生活している環境では、自然を肌で感じることが難しい。子どもたちが、じかに自然に触れつつ、さまざまな体験をしていくことで、多摩の良さや新しい発見をしてもらいたいと思い企画した」と同委員会広報局長で明星大学教育学部3年の三浦絢佳さん。

 1日目は、大学セミナーハウス(八王子市)を会場に、自由研究をテーマに、「樹の中の水が流れる音を聞く」や「空き缶ロケット」など、自然に触れながらそれぞれが学びたい内容を選択できるカリキュラムを用意。東京ヴェルディとコラボしたスポーツ教室や、同セミナーハウスを拠点に活動している芸術家から専門的な知識を学ぶカリキュラムなど、プロから学ぶプログラムも予定する。夜は、キャンプファイヤーや「星空 ナイトウォーク」など泊まりならではのプログラムも用意する。

 2日目は、昭和記念公園花みどり文化センター(立川市緑町)に会場を移し、絵の具などを使わず染めるエコで原始的な「花びら染め」や、歴史や自然などの多摩の魅力について楽しみながら学べる「多摩歌留多作り」など、普段体験する機会が減ってしまった日本の古き良き文化を体験する。「たまレンジャーだからこそできる、遊びながら学ぶという体験を通して、子どもたちがもっと日本文化について知りたいと思ってもらえれば」と三浦さん。

 「このプログラムに参加することで、さまざまなことに挑戦でき、多くの経験を積むことができると思う。私たちと一緒に夏の最高な思い出を作っていただけたら」と同委員会プレス担当、玉川大学教育学部2年の吉崎由梨花さん。

 24日=小学4年生~中学生、定員15人(先着順)、参加費は3,500円。申し込み受け付けは7月30日まで。25日=小学生~中学生。定員40人(先着順)、参加費無料。申し込み受け付けは8月22日まで。当日参加できる大学生ボランティアも募集中。詳細はホームページで確認できる。

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