国分寺を再びジャズの街に-多彩な講師招き「ジャズ寺子屋」開講

写真はイベント参加の様子。「JAZZ寺子屋」の会場となるのは国分寺駅北口の旧UFJ銀行(三和銀行)

写真はイベント参加の様子。「JAZZ寺子屋」の会場となるのは国分寺駅北口の旧UFJ銀行(三和銀行)

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 「ジャズのまち国分寺推進委員会」は11月11日、ジャズを学びたい人を対象とした講座イベント「ジャズ寺子屋」第3回を開講する。

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 同委員会は、国分寺市の文化振興計画の一環として2004年に発足した市民会議の活動の一つで、ジャズを通して国分寺を魅力的な街にするのが狙い。

 昭和30年代、津田塾、学芸大などの学生が集まる国分寺では、駅北口のジャズ喫茶「モダン」にジャズ愛好家が集まるなど、当時の国分寺はジャズの盛んな街だったが、60年代に同店が閉店してからは徐々にその傾向は失われていったという。同委員会では、「1度は消えたジャズの火を再び灯すことでジャズの拠点とし、国分寺を活性化させたい」と話す。

 同イベントは毎年1回行われ、今年で3年目となる。全4回の開催で、今年はすでに2回まで終了しており、12月に4回目を予定している。プロやアマチュアの演奏家ら多彩な講師を招き、譜面の読み方から始まり、参加者が自分たちでセッションするまでを学ぶ。参加料は1回500円で、1回だけの参加も可。1回の参加者は平均30人~40人。毎回好評で、口コミで続いてきているという。

 同委員会ではこのほか、2006年に18歳以上の女性だけのジャズビッグバンド「スイングレディスKOKUBUNJI」を結成したり、独自の「ジャズフェスティバル」や「クリスマスジャズコンサート」を企画するほか、地元国分寺の祭などにも参加するなど積極的な活動を行っている。

 同委員会の西村さんは「将来的には、ほかの地域の音楽祭も巻き込んだ、街を挙げてのジャズフェスティバルや、サントリーの工場と協力して武蔵国分寺公園で夏のビールとジャズの夕べなどが企画できれば」と意欲を見せる。

「ジャズのまち国分寺」推進委員会 

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