国立市にある築半世紀の民家を改装した画廊「ギャラリービブリオ」(国立市中1、TEL 042-511-4368)で1月16日、絵本「ピッキーとポッキーのはいくえほん おしょうがつのまき」(福音館書店)の原画展が始まった。
同書は作・嵐山光三郎さん、絵・安西水丸さんによる作品で、うさぎのピッキーとポッキーが俳句を通して森の仲間たちと交流を深めていくというストーリー。人気シリーズ「ピッキーとポッキー」のおよそ30年ぶりの新作となる。原画展では、全ページの原画のほか、安西さんによる描き下ろしイラストなどを展示する。
「嵐山さんが宗匠を務める俳句の会に参加しており、俳句の奥深さには普段から注目していた。子どもからお年寄りまで、異世代間をつなげるツールとしても役立つ。原画展を通じて俳句の素晴らしさを伝えたい」と店主の十松さんは語る。
「安西さんの絵は、子どもに好まれるシンプルでかわいらしい作風。ぜひ家族連れで来てほしい。原画だけでなくラフや絵コンテなどの貴重な資料も展示するので、絵本が作られていく過程も楽しんでもらえれば」とも。
開館時間は11時~19時。水曜定休。入場無料。28日まで。