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IKEA立川でザリガニパーティー、100人がザリガニに舌鼓

大人から子どもまでザリガニを存分に楽しんだ

大人から子どもまでザリガニを存分に楽しんだ

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 IKEA立川(立川市緑町6)で8月23日、「ザリガニパーティー」が開かれた。

真っ赤にゆであがったザリガニ

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 スウェーデンの夏の風物誌とされる同イベント。IKEA各店で実施しているが、立川店では初めての開催となる。「100年ほど前にスウェーデンで誕生し、以来スウェーデンのみならず各国で楽しまれている行事。毎年この時期のみ解禁されるザリガニ漁に合わせ、8月から9月の秋の気配が少し感じられる夜に開いている。ザリガニを食べ、にぎやかに飲んで歌って、終わりゆく夏を惜しむイベント」と同店ローカルマーケティングスペシャリストの道添さん。

 当日、ザリガニの飾りが施された2階レストランに集まったのは家族連れを中心とした約100人。席に置かれたザリガニのイラスト付きの三角帽子やエプロンを身に着けた参加者が心待ちにする中、17時に同イベント進行役の同店ローカルマーケティングマネジャーの船引リラーナさんが登場。スウェーデン人のスタッフらと共にスウェーデンの文化やザリガニの食べ方を解説した後、ザリガニパーティーの時に必ず歌うという「ヘーラン ゴール(乾杯の歌)」を歌い全員で乾杯した。

 料理は、塩ゆでしたザリガニをはじめ、サーモンやスウェーデンのパン「シンブレッド」、チーズなどがきれいに盛り付けられた皿やサラダ、スープなどを用意したほか、ビッフェには、ザリガニパーティーには欠かせないというアルコール度数38%の酒「スナップス」や、ザリガニのテールで作ったサラダ「スコーゲン」、エルク(ヘラジカ)の形をしたペンネの入った「ペンネグラタン」など趣向を凝らした料理を並べた。塩ゆでしたザリガニのお代わりも十分に用意し、テーブルのあちこちにザリガニの殻の山が築かれた。

 「ザリガニはエビとカニのいいとこ取りのよう。とてもおいしい」と立川市内から家族で来たという女性。皿いっぱいのザリガニを運んでいた小学3年生の男児は「ザリガニのみその所が特においしかった。公園の池にいるザリガニみたいだと思っていたので食べたくないといっていたが、食べてみて良かった」と話す。

 スウェーデンで夏至祭に踊るという「かえるのダンス」の紹介や、同店スタッフの家族がメンバーを務めるバンド「PUPPY」による演奏が行われたほか、スウェーデン人のスタッフらがテーブルを回り、参加者からの質問に気さくに答える姿も見られた。

 終始アットホームな雰囲気の中、19時に同イベントが終了。メルマガで同イベントを知り渋谷区と川崎市から来店したという女性2人組は「とても楽しかった。来て良かった」と弾んだ声で話していた。小金井市在住の女性は「また来年もぜひ参加したい」と笑顔で語った。

 営業時間は10時~21時(土曜・日曜・祝日は9時~)。レストランは9時30分~20時30分(土曜・日曜・祝日は8時30分~)。塩ゆでしたザリガニ(1キロ=1,999円、クレイフィッシュプレート=459円)やスナップス(スウェーデンスナップス・セレクション=749円)は夏季限定で提供している(無くなり次第終了)。

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