府中市の大國魂神社(府中市宮町3)で9月13日、「武蔵の國(くに)の酒祭り2014」が開催される。主催は東京都酒造組合(立川市錦町1)。
大國魂神社境内にある松尾神社は、1800年に武蔵国の醸造家が醸造の守護神である京都松尾大社より勧請(かんじょう)したもので、現在は1957(昭和 32)年に東京都酒造組合が寄進した覆屋(おおいや)に鎮座している。同組合は「醸造の守護神として歴史あるこの地で、地域と日本酒文化の高揚を図るため」開催するという。また、海外への日本酒のPRと輸出拡大を期待し、英語でのホームページを立ち上げ外国人へも告知している。
当日は全国40都道府県の148種類の日本酒の利き酒を提供する。山形県の出羽桜酒造「純米吟醸つや姫」、福岡県の喜多屋「純米大吟醸」や、東京都の9蔵も参加する。また、焼き鳥やもつ煮などの模擬店も出店するほか、境内の神社を巡るツアーも用意している。
「東京ではあまりお目にかかれない蔵元もあるかと思う。ぜひこの機会に少量ずついろいろなお酒を味わってみてほしい」と同組合の玉木さん。
開催時間は11時~16時。入場料は前売り券1,500円(先着1000人)、当日券1,800円(先着100人)。荒天の場合は14日に順延。詳細は東京都酒蔵組合のホームページで確認できる。