立川バス(立川市高松町2)は11月10日から、立川市の「公認なりそこね」キャラクター「ウドラ」のラッピングバスの運行を始めた。
「ウドラ」は立川市の名産・ウドの怪獣で、立川市のキャラクター公募で 2 位になった「公認なりそこね」キャラクター。同バスは、ホームページ制作会社「エーウイング」(曙町2)、ホビーメーカー「壽屋」(曙町1)、ウドラ作者のまつおよういちさんらで立ち上げた「ウドラプロジェクト」とのコラボによるもの。
「ウドラと仲良しの立川市公式キャラクター『くるりん』には、くるりんバスがある。ウドラにもウドラバスがあったら楽しいのではと、ウドラプロジェクト内で盛り上がったのがきっかけ。立川市の人でもウドラを知らない方はまだたくさんいらっしゃる。多くの方にウドラを知っていただきたいと思った」と話すのは、エーウイング社長の門脇恵二さん。
同バスの企画が動き出したのは今年8月。門脇さんは、「立川バスからは協力を快諾いただいたが、バス1台をラッピングするにはそれなりの費用がかかる。バスのお披露目を行う11月の『たちかわ楽市』に向け、短期間での調整は非常に苦労した。最終的には、スポンサー企業の方々のウドラに対する期待や『立川愛』で乗り切ったように感じる」と話す。
同バスが運行するのは、「立川駅北口-若葉町団地」路線。運行台数は1台で、1日に平日往復13便、土曜・休日往復10便を運行する。車体外装にウドラのイラストを施すほか、車内には、紙の加工と印刷を行う「福永紙工」(錦町6)、トロフィーの通販サイトを運営する「立川徽章」(錦町5)、居酒屋「菊松屋」(高松町2)など立川市に本社・支社を構える協力企業10社をウドラが紹介する広告を掲示する。「立川には素晴らしい考えを持った企業がたくさんある。同バスを通じて、『こんな企業があるんだ』と知っていただき、『立川ってすごい』と思っていただけたら」。
「ウドラバスは、ウドラの広告とウドラを応援する10の企業で成り立つプロジェクト。ウドラと共に、このバスを制作した立川の企業のことがたくさんの方に伝わることを願っている」と門脇さん。