国立で夏の風物詩「朝顔市」 市内生産の日本アサガオ並ぶ

昨年の「朝顔市」の様子

昨年の「朝顔市」の様子

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 国立市の大学通り緑地帯(一橋大学正面南)で7月4日・5日、毎年恒例の「第27回くにたち朝顔市」が開かれる。

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 販売されるアサガオは、全て市内で生産されたもの。当初は入谷朝顔市でも仕入れ先としている江戸川区内の栽培者から仕入れていたという。1990年に農業者の佐伯和彦さんらが「朝顔・鉢物研究会」を結成し、江戸川区内の農園で技術を学びながらアサガオ栽培に乗り出した。第2回では試行的に国立産アサガオが展示されたが、半数以上は同区産に頼っての開催だった。第3回から、全てが地元農業者による国立産アサガオとなった。現在は農業者が共同で「朝顔の里」をつくり、湧き水を活用してアサガオを栽培している。

 販売されるアサガオは1鉢1,500円。花径が18センチ前後にもなる大輪の「暁の春」や「暁の夢」を組み合わせた「暁シリーズ」、曜(よう)とよばれる部分と縁が白く抜け、コントラストが美しい星咲きの「富士の空」や「富士の紅」などを組み合わせた「富士シリーズ」などが並ぶ。浴衣・着物での来場者には1鉢1,400円で販売する(先着100人)。

 他に江戸風鈴や、あめ細工、たい焼き、地元産の野菜も販売する。子どもたちが参加できる七夕の飾り付けや折り紙教室などのイベントも予定している。

 「くにたちの夏の風物詩ともなったくにたち朝顔市。近隣商店のイベントもあり、ご家族連れでも楽しめる」と事務局の吉原さん。

 開催時間は6時~17時(売り切れ次第終了)。

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