立川駅北口に「Bistro&Bar Quinque(クインクエ)」(立川市曙町2)がオープンして3カ月がたった。
フランスのベアルン地方、スペインのバスク地方の料理を主体とした、フレンチ・ビストロとスパニッシュ・バルの同店。「Quinque」とはラテン語で 「5」 の意味。カジュアルなバルエリアはカウンターと樽(たる)をテーブルにした樽席、外には喫煙席も用意。奥のビストロエリアにもテーブル席とカウンター席を備え、カウンター席からは調理の様子を見ることもでき、5つの違った雰囲気を楽しめる。席数は36席。
フランス、日本のミシュラン掲載レストランで勤務経験のあるシェフの黒田民平さんは「食材には特に力を入れ、有名店に負けない良いものを使っている。ニンニクも全て国産を使用している。豚肉を使ったパテやリエットなどのシャルキュトリーは、全て手をかけて一から作っている」と話す。魚介は産地直送で、野菜は契約農家からオーガニックのものが毎朝届く。「メーン料理だけでなく、付け合わせ野菜もとてもおいしいと褒めていただくことが多くうれしい」とソムリエの大西健也さん。
メニューは「ハモンイベリコベジョータ」(1,800円)、「仔羊(こひつじ)のロースト」(2,400円)、「山形産短角牛のサーロイン」(3,800円)など。人気のアヒージョは5種類(700円~)。ワインは約100種類をそろえる。「今の時期はスペイン産や南アフリカ産のスパークリングワインもおすすめ。ワインリスト以外のものも、お好みに応じて用意する」と大西さん。
ランチメニューは「本日のパスタ」「本日の煮込み」(以上1,000円)など。今月は冷製パスタも用意。煮込み料理はフラメンコを踊っている姿に見立てた「フラメンカエッグ」が女性に人気という。
大西さんは「お食事をゆっくり楽しみたい方、お酒を1杯だけ飲みたい方、いろんな楽しみ方に利用いただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~23時(土曜はランチ営業なし)。日曜定休。