結婚式準備に役立つペーパーアイテム4点が入った「Tama Wedding Box」が2月14日に発売される。
同プロジェクトは「結婚式を挙げたいまち 立川」のブランド構築のために立川市が進めている「ウエディングシティ立川推進事業」のプロジェクトの一環で、TAMAウエディング推進会、福永紙工(立川市錦町6)、立川市による協働。アイテムはデザイナーの田中千絵さんと福永紙工がコラボレーションして手掛けた。
TAMAウエディング推進会会長の佐藤利彦さんは「これから結婚されるお二人に『立川市をはじめとした多摩エリアで何か面白いことをしている』と思って立ち寄っていただきたいと思い、Tama Wedding Boxを企画した。結婚式そのものは写真に残す方が多いが、準備はなかなか形に残らない。楽しいことや大変なことを乗り越える結婚式準備こそぜひ形に残していただきたいと思った。結婚準備の様子を次の世代にも伝えていければ」と話す。
内容は、結婚式までに必要なことを確認でき、式後はアルバムとして活用できる「ブック」、結婚証明書、便箋とそれらを収納できるファイルの4点。手作りが苦手でもラインに沿って刺しゅうするなど手軽にオリジナリティーを出せ、センスよく仕上げられることを目指したという。便箋はトレーシングペーパーに刺しゅうを、結婚証明書やボックスは金色の箔(はく)押しを施した。ブックは「snow(雪)」と「noble(気品のある)」の意味を持つ紙「スノーブル」を使い、ピザ箱のようなボックスの形には「2人の気持ちを熱々のままお届けする」という思いを込める。
福永紙工社長の山田明良さんは「デザイナーと組んでオリジナルのウエディングアイテムを作る取り組みは、ウエディング業界初なのでは。それが多摩エリアから発信されることに意味があると思う。地域の活性というと公共施設などの箱ものに目がいきがちだが、クリエーティブの面でも先導的に発信していけばその地域の価値が上がっていくと思う」と話す。
田中さんは「Tama Wedding Boxが楽しく結婚式を作り上げるコミュニケーションツールになれば。枠にこだわらず自由にいろいろアレンジして使ってほしい。いろいろな場面で友人や家族で見直して結婚式をメーキングから楽しんでいただければ」と話す。
価格は3,000円。「立川グランドホテル」(曙町2)や「ルーデンス立川 ウエディングガーデン」(泉町)など多摩エリアの結婚式場で販売する。